2023年WBCを戦う韓国代表メンバーに選ばれていたコ・ウソクは、去る6日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの強化試合で登板途中に肩の違和感を訴え、12球で途中降板した。この負傷が響き、WBC本番では1試合も出場できなかった。
問題はWBCが終わった後だ。負傷当時、オリックス戦翌日に大阪市内の病院で受けた検査の結果では「単純な筋肉痛」とされていたが、15日に韓国でMRI検査を受けた結果、肩の筋肉の炎症が発見された。
LG側はコ・ウソクのMRI検査の結果について、「右肩の回旋筋腱板の筋肉痛の一つである棘上筋の炎症の症状だ。2週間の休息と薬物治療が必要だという診断を受けた」と発表している。
ヨム監督もコ・ウソクについて、「日本ではMRI検査を受けなかった。韓国でMRI検査をし、正確な状態が明らかになった」とし、「早く回復すれば開幕戦に合わせることができるが、開幕に間に合わなければ(復帰まで)余裕を持たせる」と伝えた。
韓国の病院では2週間の休息が必要と診断された。来る4月1日のシーズン開幕までちょうど約2週間であることを考慮すれば、開幕戦で登板する可能性は低いと見られる。
オリックス戦の負傷降板を最後に10日近く球を投げていないが、今後さらに2週間休むことになれば、コンディションを再び取り戻す必要がある。以降2~3回程度の実戦登板が必要であることを考慮すれば、1軍復帰は4月中旬頃になる可能性がある。
「シーズンは長い。もし開幕より1週間ほど遅れることになれば、(復帰まで)余裕を持って準備させる。リハビリの速度が良ければ当初の計画より早められるが、良くなければ最初から遅らせる。長いシーズンなので、確実に回復させていった方が良い」(ヨム監督)
昨季KBOセーブ王のコ・ウソクが離脱する間、臨時守護神はWBCにも出場したチョン・ウヨン(23)のほか、イ・ジョンヨン(26)、イ・ウチャン(30)などになる見込みだ。実際、LGはオープン戦で本来中継ぎのイ・ジョンヨンやイ・ウチャンを最後のイニングに登板させている。
なお、LGではコ・ウソクやチョン・ウヨン以外にキム・ユンシク(22)、オ・ジファン(33)、キム・ヒョンス(35)、パク・ヘミン(33)がWBCに参加したが、彼らは16日の試合前に練習を消化。試合ではパク・ヘミンが「1番・中堅手」で出場し、オ・ジファンも代打を務めた。キム・ヒョンスもベンチに名を連ねた。
キム・ユンシクは来る21日のKIAタイガース戦で登板し、チョン・ウヨンは来週にも実戦登板に臨む予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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