投手陣が3点本塁打2本を含む本塁打3本を打たれるなど崩れ、大量8失点を喫した。8回裏には相手投手の乱調で1点差まで追い上げたが、必要な場面で安打一本が出なかった。
最後の9回裏では、先頭打者で出塁したトミー・エドマン(27、セントルイス・カージナルス)の盗塁失敗によって試合終了。まさかの幕切れとなった。
ショッキングな敗戦だが、イ・ガンチョル監督は肯定的に前を向いた。選手たちを激励し、惜しかった部分を早く修正することを強調した。そして、“日韓戦”での先発投手にキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)を予告し、巻き返しを誓った。
以下、イ・ガンチョル監督と報道陣の一問一答。
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―試合の総評は。
「全体的にあらゆることがあった試合だった。最初の試合にしては頑張ってくれたと思う。序盤は引っ張られたが、打つべき打者がたくさん打ってくれた。次の試合には良いコンディションで臨むことができそうだ。明日の韓日戦の先発はキム・グァンヒョンだ。すでに1試合負けてしまった。韓日戦というより、準々決勝進出のためにすべての試合に総力を尽くす」
―明日、日本は先発投手にダルビッシュ有を起用するようだが。
「長い間多く見てきた。優れた投手だと思う。どのように投げて、それをどう攻略するかは選手たちも知っている。準備している。メジャーリーガーではあるが、同じ選手だと思う。勝つことに集中して攻撃的に解決し、得点ルートを生み出して頑張りたい」
―カン・ベクホがミスで虚しくアウトとなったが。
「上手く打って、セレモニーが早すぎたがためにあのようなことが起きたようだ。早く忘れて次の試合に備えてほしい」
―投手陣の運用をどう評価するか。
「オーストラリアも総力戦、韓国も最大限総力戦を繰り広げたが、信じていた投手たちに失投が出てしまった。残りの試合に集中できるように準備させる」
―投手が多く出場した。今後のマウンド運営に変化はあるだろうか。
「終わってからコンディションをチェックしたい。明日はナイターゲームなので休息の時間はある。すべての投手を稼働して勝てるようにしたい」
―7回にソ・ヒョンジュンを投入した経緯は。
「制球が良く、安定した投手だったので重要な瞬間で投入した。そこで3点を喫したことで、流れを与えてしまったのではないかと思う」
―キム・グァンヒョンを今日の試合で起用する可能性はあったか。
「延長戦まで行けば投入していたかもしれない。だが、7回以降から、キム・グァンヒョンを明日出さなければならないと思った。今日の試合も見たが、序盤で引っ張っていかなければならない投手はベテランだ。相手は(キム・グァンヒョンを)知っているが、経験のある投手が上手く引っ張ってくれることを願う気持ちだ」
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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