この試合、韓国はWBC本番前最後のテストの場として、これまで起用していなかった選手を多数出場させたが、そのなかでもリリーフ登板した左腕のク・チャンモ(26、NCダイノス)とイ・ウィリ(20、KIAタイガース)が制球難の問題を露呈したのだ。
まずク・チャンモは2/3イニングの間に、2被安打2与四球2失点。1/3イニングを投げたイ・ウィリも、1死球1与四球無失点と不安を残している。
先立って6日のオリックス・バファローズ戦後、韓国代表イ・ガンチョル監督は「ベテランのキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)とヤン・ヒョンジョン(35、KIAタイガース)はチームのベテランとして重要な流れを持ってくるか、(悪い流れを)切る役割を果たさなければならない」と話していた。
この発言はベテラン2人を先発ではなくリリーフとして起用するという意味で、裏返すと、左打者の多い日本相手にはベテランではなく、若い左腕を積極的に起用するという意味にも受け取ることができる。
なお韓国との一戦で阪神は、前日の日本戦で出場させたファーストチョイスよりも多少劣るラインナップで臨んでいた。
にもかかわらず、ク・チャンモは登板直後に連続四球。