侍ジャパンと戦う宿敵・韓国代表の現状は?「まだ“打高投低”」と自国メディアが言い切るワケ【WBC2023】

米アリゾナ州ツーソンでキャンプ中の韓国代表は、NC戦を7イニング制、そして今回のKIA戦を9イニング制の正式試合で戦った。

また、投手陣は全員が一人1イニングずつ投げた。レギュラーシーズンであれば継投戦ともいえる内容だ。

ツーソンでの練習試合は、来る3月9日のWBC初戦(オーストラリア代表戦)を照準に進められている。ただ、イ・ガンチョル監督は「ペースが少し遅い選手がいる」と指摘する。

KIA戦は打線が一挙19安打を放ったが、一方の投手陣は9被安打、6失点(自責点5)、9奪三振を記録した。

なかでも左腕イ・ウィリ(20、KIAタイガース)は本塁打、先発ク・チャンモ(26、NCダイノス)は連続二塁打を浴びた。パク・セウン(27、ロッテ・ジャイアンツ)、ウォン・テイン(22、サムスン・ライオンズ)も二塁打を許した。

9被安打のうち5つが長打だった。決して良い内容ではない。ク・チャンモとイ・ウィリはそれぞれ2失点ずつ喫した。イ・ウィリは自責点1だ。

初実戦のNC戦は8被安打のうち長打は1本だった。記録だけ見れば、NC戦に登板した7人の投手の方が、KIA戦の投手よりもやや安定したピッチングをしたとも見れる。もちろん、対戦相手が違うだけでなく、まだキャンプも序盤なだけに、2試合だけで判断してはならない。

NC戦ではキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)、コ・ヨンピョ(31、KTウィズ)、ウォン・テインが2奪三振を記録した。一方のKIA戦はクァク・ビン(23、斗山ベアーズ)が唯一2奪三振を挙げた。キム・ウォンジュン(29、ロッテ・ジャイアンツ)は奪三振がなかった。

1イニングのみの投球だったが、2試合連続で投げたのはチョン・チョルウォン(23、斗山ベアーズ)、イ・ウィリ、チョン・ウヨン(23、LGツインズ)、ウォン・テインだった。彼らはいずれも、WBC本大会ではリリーフ登板が予想される投手たちだ。

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