【動画】WBC直前に韓国の天才打者が“賭け”に!イ・ジョンフ、リスク承知のフォーム変更のワケ

イ・ジョンフがオフシーズンに休むことなくトレーニングを続けた成果を見せた。特有の打撃準備姿勢がなくなり、より簡潔にバットを振るようになったのだ。速いボールに対応すべく、果敢に決断した変化だった。

2月2日(日本時間)から米アリゾナ州スコッツデールのソルトリバー・フィールドで始まったキウムの春季キャンプ。だが、イ・ジョンフはチームのキャンプが始まる以前から練習を行っていた。授賞式で慌ただしい真冬にも変化を構想し、1月初めから米ロサンゼルスで猛練習に励んでいた。

「最大限、簡潔に打つ方法は何かあるのかと悩んだ。色々なことを試みてきて、今は少し積み立てられた感じだ。これからはこのフォームで着実に進めていく」

では、なぜイ・ジョンフはこのタイミングで変化を選んだのだろうか。

「投手が投げたボールは本当に恐ろしく飛んでくる。球速が145km、150kmを超えると特にそうだ」

「結局、打者が勝つ方法は投手の球速をよく利用すること。だからこそ、スイングが行われる過程を簡潔にしなければならないと思った。どんなに速いボールだとしても、簡潔に重心に当てることができれば良い。このような結論を得て打撃フォームを修正した」

イ・ジョンフ

完成されたフォームで成功を収めただけに、一見理解できない決断だ。

イ・ジョンフはすでに頂上に登り詰めた。従来の打撃フォームを維持したとしても、十分にKBOリーグでMVP2連覇を果たせるだろう。しかし、イ・ジョンフの夢は国内にとどまらず、より高いところにある。韓国を越え、世界最高を見つめているのだ。

「正直、同じフォームでも上手くやれる自信はある。しかし、来年を考えると打撃フォームを変更するのは避けられないと思った。メジャー進出時も適用しやすいフォームを探さなければならないが、予めそのフォームをやってみることにした。今、この時期が変化を与える最も適切だと判断した」

動画で見るイ・ジョンフの新フォームは…

イ・ジョンフは2023シーズン終了後のメジャー挑戦をすでに公式表明している。そして、MLB屈指の敏腕エージェントで知られるスコット・ボラス氏と手を組んだ。

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