偉大な先輩たちの活躍に心動かされて約16年。今度は自分が同じ舞台で、同じ相手と戦うことになる。
韓国は来る3月10日、東京ドームで行われるWBC1次ラウンド第2戦で侍ジャパン(野球日本代表)と対戦する。手強い相手であることは確かだが、パク・ヘミンとしては過去2回出場した国際大会で良い記憶がある。
まず、2018年ジャカルタ・アジア大会では出場6試合で通算打率0.429を記録し、2021年夏に行われた東京五輪では出場7試合で通算打率0.440を記録した。トップクラスの守備と走塁だけでなく、打席でも常に満点の活躍を見せてきた。
「太極マークから見えない力が出てくるようだ。自分自身、選球眼がそれほど良い選手ではないが、(代表では)集中力が大きく上がる。今回もなんとか代表の役に立ちたい」と伝えたパク・ヘミンは、「シーズン序盤にペースが良くないときが多かった。だから今回のオフシーズンはいつもと違う形で過ごしている。WBCのことも考えたが、4月のスランプを回避するために技術練習に取り組んでいる。12月のティーバッティングから段階的に引き上げている」と明らかにした。
パク・ヘミンが掲げるWBCでの1次目標は“韓日戦”勝利だ。これこそが、東京五輪で味わった痛みを克服できる唯一の方法だ。
「東京五輪では試合後半まで上手く粘ったが、最後に惜しくも負けてしまった。必ず雪辱を果たしたい」
「もちろん、日本にダルビッシュ(有)や大谷(翔平)、佐々木(朗希)のような強力な投手がいることは知っている。だが、これまで我々の先輩たちも優れた投手たちを相手に勝利を収めてきた」
パク・ヘミンは最後に、「東京五輪で(日本に)負けたのが本当に悔しかった。ただ、一度経験したから今度は違う。もう二度と負けたくない」と侍ジャパン相手の必勝を強く誓った。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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