サッカー韓国代表監督が考える“イ・ガンイン育成プロジェクト”…課題は守備

サッカー韓国代表を率いるパウロ・ベント監督は、イ・ガンイン(18・バレンシア)を長い目で見ている。

ベント監督は、2001年生まれのイ・ガンインを10月のカタールW杯アジア2次予選の招集メンバーに含めた。イ・ガンインは去る9月に続き、A代表に招集されたことになる。

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ベント監督はイ・ガンインについて、特に技術力を高く評価している。9月30日の記者会見では、「イ・ガンインのプレーを見守っている。彼が持つ能力については、周知の通りだ。かなり技術力が高く、発展する可能性が無限である」と話し、イ・ガンインを高く評価した。

イベリア半島出身のベント監督は、スペインの名門バレンシアで成長するイ・ガンインを将来の中心選手に分類している。ただベント監督は、イ・ガンインを今すぐにではなく、長期的な目線で成長させようと考えている。

ベント監督は「イ・ガンインは改善するべき点もある選手だ。試合中のさまざまな状況で技術を最大限に発揮する選手だが、守備は補完する必要がある」と、守備力を強化しなければならないことを指摘した。

ベント監督の言葉通り、イ・ガンインは卓越した攻撃力に比べて、守備の能力が落ちる。U-20ワールドカップでチョン・ジョンヨン監督が、イ・ガンインを守備の負担が少ないシャドーストライカーとして起用したのもそのためだ。

(写真提供=韓国サッカー協会)イ・ガンイン

しかしイ・ガンインがトップ選手として成長するためには、守備を改善しなければならない。現代サッカーではMFはもちろん、FWも守備をする傾向があるだけに、イ・ガンインも弱点を改善してこそ、より高い評価を受けることができる。

ベント監督は、イ・ガンインが代表チームで弱点を克服することを期待している。「代表チームで一緒に過ごす時間にイ・ガンインが成長できるよう、助けるべきである」と、イ・ガンインの弱点を自らが補いたいと伝えた。代表チームの練習と実戦を通じてイ・ガンインが守備力を補完して、より良い選手になることを願うという意味で解釈ができるだろう。

イ・ガンインが18歳の若い選手であるだけに、すぐに結果を求めるのではなく、じっくりと弱点を埋めていけばという思惑もありそうだ。

イ・ガンインに対するベント監督の悩みは、10月も続いていく。イ・ガンインは9月の親善試合であるジョージア戦では先発出場したが、ワールドカップ予選のトルクメニスタン戦は出場しなかった。

チームの状況に応じて、イ・ガンインの出場と起用方法も変わってくる。ベント監督は「10月にイ・ガンインがどのような機会を得るかは、検討しなければならない。ポジションについての悩みも必要だ」と、イ・ガンインを活用する方法を模索していることを明らかにした。

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