「先月から練習を始めた。体力を再び上げる時期なので、コンディションについて言及するのはまだ早いが、良い感じだ」と自信を示したヤン・ウィジ。コンディションをトップに引き上げた後、技術練習に突入するためには、温暖な気候の地域に行かなければならない。
本日(1月11日)の斗山(トゥサン)ベアーズ入団式後に引っ越しなどの周辺整理が終わり次第、チームの春季キャンプ地であるオーストラリア・シドニーに先に出発するのも同じ理由からだ。
「体を最大限よく作って、良いコンディションで大会を戦わなければならない。それが、例年に比べて早く技術練習を始める理由だ」と伝えた。
ヤン・ウィジが準備段階から徹底しているのには理由がある。これまで出場した国際大会では良い記憶もあるが、残念な気持ちの方がより大きいからだ。
初めて成人代表に合流した2015年プレミア12では優勝の栄誉を抱いたが、以降の2017年WBC(1次ラウンド敗退)、2019年プレミア12(準優勝)、2021年東京五輪(4位)ではチーム、個人ともに期待以下の成績に終わった。
ヤン・ウィジは「WBCではひとまず日本に勝ちたい。これまで2大会(2019年プレミア12決勝、2021年東京五輪準決勝)で負け続けたため、雪辱を果たすのが目標だ」と、1次ラウンドで同プールに入った侍ジャパン(野球日本代表)への対抗心を燃やした。
韓国は侍ジャパンと2019年プレミア12では二度対戦し、スーパーラウンドで8-10、決勝で3-5といずれも敗北。2021年東京五輪でも2-5と敗れている。
今回のWBCを戦う野球韓国代表は若い投手が多い。また、投球制限のため投手交代が頻繁にならざるを得ず、いつも以上に捕手の役割が目立つ舞台となる。
韓国野球復興に死活をかけたヤン・ウィジは、自らが何をすべきかを明確に理解している。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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