「日本に勝たなければならない」ヤクルト投手に憧れた韓国サイドスロー、チョン・ウヨンとは何者か【WBC2023】

チョン・ウヨンは念願の代表入りを果たした感想を問われ、「むしろ以前よりも淡々としています。これまでは表出もして、それだけ意識もしましたが、今回は落ち着いて待ちながら準備したんです。そうしてこのように選ばれて、本当に嬉しいです」とし、「上手くやれる自信があります。お互いに不慣れな状態で対戦することになりますが、僕のような中継ぎ投手にはもっと有利な大会になると思います。真のトップクラスの選手と対戦できるということだけでも大きなモチベーションになりますし、楽しみです。監督が出場させてくださるのであれば、すべての試合に登板できます」と伝えた。

目指すは2次ラウンド突破、そして4強神話の再現だ。アメリカと再び対戦する絵も描いている。「アメリカの選手たちと対戦したい。彼らと戦うにはアメリカまで行かなければならないが、十分戦えると思います」と自信を見せる。

また、「もちろん、目の前の相手である日本から勝たなければなりません。“韓日戦”に対する関心が大きいと思いますが、日本の打者からしっかり抑えたいです。W杯でサッカーが愛される姿を見て羨ましかったですが、韓国野球も再び国民に愛されるために頑張らなければならないと思います」と、1次ラウンドで激突する侍ジャパン(野球日本代表)相手の必勝も誓った。

チョン・ウヨンは新しい姿も予告した。今冬で磨いているセットポジションをWBCで披露する計画だ。

「地道に練習しているので、キャンプでもこのセットポジションを維持しようと思っています。以前より簡潔に投げられますが、球威やムーブメントは落ちません」とし、「自分の球さえ投げられれば十分良い結果を得られると信じています。今冬は以前よりも早く準備をたくさんしました。海外球団の関係者の方々も僕を見ていると思いますが、球威をしっかり維持して見せられれば、評価は上手く行くと思う」と改めて自信を示した。

遡ると、チョン・ウヨンの野球人生の始まりもWBCと接している。

チョン・ウヨンは満10歳だった2009年WBCで元東京ヤクルトスワローズのサイドスロー投手イム・チャンヨン(林昌勇、46)の好投を目にし、野球に興味を感じた。

イム・チャンヨンのような強い球威を持ったサイドスロー投手になることを目標に、14年後の今、自らWBCの舞台に上がることになった。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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