2019年から4年連続であり、2013年の初受賞から通算最多7回目の「今年の最優秀選手」受賞となったソン・フンミンは、2021-2022シーズンのイングランド・プレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いた。
代表では、カタールW杯アジア最終予選と本大会でキャプテンかつ絶対的エースとしてチームをけん引し、12年ぶりのベスト16進出に大きく貢献。投票では148点を獲得し、118点で2位のDFキム・ミンジェ(26、ナポリ)を大きく引き離した。
今夏新加入のナポリで早くも主力として活躍するキム・ミンジェは、代表でも守備の要として優れた技量を披露。KFA技術パート専門家投票ではキム・ミンジェがソン・フンミンより高い点数を得たが、記者団の投票ではソン・フンミンが上回り、昨年に続き2年連続2位にとどまった。
3位はFWチョ・ギュソン(24、全北現代モータース)。今季Kリーグ1(1部)得点王、FAカップMVPに続き、カタールW杯で韓国代表史上初めてW杯1試合2得点を決めるなど、次世代の代表を担うストライカーに急浮上したチョ・ギュソンが、投票3位に入った。
女子の「今年の最優秀選手」に輝いたチ・ソヨンは、22点と獲得して2年連続かつ通算最多7回目の受賞となった。今年1月の女子アジアカップで韓国の歴代最高成績(準優勝)に重要な役割を果たすと、今年4月まで在籍したチェルシーFCウィメンではFA女子スーパーリーグ、FA女子カップを制覇。WKリーグの水原(スウォン)FCウィメン加入後の圧巻の技量でチームをけん引している。
なお、2位(15点)は韓国女子代表のゴールゲッターとして急浮上したFWチェ・ユリ(28、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)、3位(14位)はかつてINAC神戸レオネッサでも活躍したMFイ・ミナ(31、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)となった。
このほか、1年間で最も活躍した若手選手を表彰する「今年のヤングプレーヤー賞」は、男子がFWヤン・ヒョンジュン(20、江原FC)、女子がFWチョン・ガラム(20、蔚山科学大学)に輝いた。
また、「今年の監督賞」にはカタールW杯で韓国代表を12年ぶりベスト16進出に導いたパウロ・ベント監督と、前人未到のWKリーグ10連覇を達成した仁川現代製鉄レッドエンジェルズのキム・ウンスク監督が選ばれた。