「(ロナウドは)ポルトガル語で悪口を言っていたようだが、ずっと言っていた。韓国代表のコーチングスタッフにはポルトガルの方が多くて悪口もよく耳にする。それと同じような言葉をたくさんしていた。ただ独り言のようだった」
コーナーキック当時、イ・ガンインが蹴ったボールはロナウドの背中で跳ね返り、結果的にキム・ヨングォンの前に飛んできた。キム・ヨングォンがこれを賢くゴールにつなげ、韓国チームの反撃が始まった。
ポルトガルはガーナ、ウルグアイ戦にいずれも勝ってグループ1位が有力な状態だったが、ロナウドはガーナ戦以外では得点を挙げられず、キム・ヨングォンのゴールを助ける不運まで重なった。後半20分には交代を告げられている。
だが、自身のプレーに満足できないことへの未練なのか、監督の交替決定に対する抗議なのか、なかなかベンチに下がろうとせず、チョ・ギュソンが「早く外に出ろ」と言うとイライラほ爆発させ、口に指を当てて悪口を吐き出したりもしたという。
ロナウドは試合後、『マルカ』とのインタビューで「韓国選手が僕に早く出て行けと言ってきた。審判ではないので黙れと言っただけだ。議論になるものではない。試合途中過熱しただけだ」と語ったという。
ロナウドが悪口まで口にしてイライラする反応を見せたのは、結果的に彼の拙戦が韓国に幸運をもたらしたためだろう。イギリスの『デイリー・メール』は「ロナウドはポルトガル戦で韓国の同点ゴールにつながる高価なミスを犯した」と寸評した。