ただ現時点で2戦合計勝ち点3の日本は、続いて行われたスペインとドイツの試合が1-1の引き分けで終わったため、グループ2位の座を守っている。
1勝1敗でベスト16入りの希望はあるが、可能性は依然として低い。日本は第3戦、勝ち点4でグループ首位のスペインと戦う。スペインはFIFAランキング7位で、ドイツの11位よりも4ランク上だ。スペインに勝利すると自力でベスト16を決められるが、敗れると自動的に脱落となる。
スペインと引き分けた場合、ドイツ対コスタリカの結果待ちとなる。コスタリカが勝つと敗退し、ドイツが勝てばドイツと得失点差、総得点、直接対決の結果の順でベスト16進出チームが決まる。そして引き分けの場合、コスタリカと勝ち点4で並び、やはり得失点差、総得点、直接対決の結果の順で順位を決めることになる。
コスタリカ戦の敗北は油断が招いた弊害だと言える。日本の森保一監督は、コスタリカ戦で主力5人を変えるという冒険に出た。ベスト16が確定していない状況で、理解できない起用ではないだろうか。
そして、この冒険は裏目に。日本はワールドカップデビュー戦だった上田綺世と相馬勇紀のパスがスムーズではなかったことも含め、攻撃面で苦戦していた。
この結果に日本国民も憤慨。森保監督の選手起用に理解できないという反応を見せている。イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する三笘薫の写真をSNSに掲載すると、コメントには多くの日本ファンからコメントが寄せられた。
とあるファンは「森保冗談だろ?なぜ三笘を起用しなかったのか」と信じられないという書き込みを掲載し、また別のファンは「彼の起用は信じられなかった。三笘が90分間プレーできなかったのは本当に残念だ」と述べている。また別のファンは「監督は完全に失敗した」と非難している状況だ。
ドイツ戦で見事な采配を見せるも、最重要だったコスタリカ戦を落としてしまった森保監督。スペイン戦には初戦の再来を期待するしかない。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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