ソン・フンミンは今月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節のマルセイユ戦で、相手DFと競り合う過程で相手の肩に顔面が強く直撃し、眼窩骨折という重傷を負った。
その後、無事に手術を終えたソン・フンミンは、13日に本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたプレミアリーグ第16節のリーズ戦で手術後初めて公の場に姿を現し、試合を見守っていた。
ソン・フンミンが見守るなか、トッテナムは久しぶりに気持ちの良い勝利を収めた。試合は両者打ち合いの乱打戦となったが、後半終盤にウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクール(25)が2ゴールを決め、4-3と劇的な逆転勝利を収めた。
トッテナムは再跳躍の足場を築いた。直近ではプレミアリーグでリバプール、カラバオ・カップでノッティンガム・フォレストに敗れ2連敗を喫していたが、今回公式戦3試合ぶりに勝利をおさめ、プレミアリーグでは3位ニューカッスル・ユナイテッド(勝ち点30)と1ポイント差の4位(勝ち点29)につけた。
カタールW杯前最後の試合となったリーズ戦を欠場したソン・フンミンは、12日に発表された韓国代表の最終メンバー26人に名を連ねた。
パウロ・ベント監督は「ソン・フンミンと継続的に連絡中」とし、「チーム練習への合流はいつになるかわからない」と伝えていた。
なお、ソン・フンミンは来る16日に決戦の地であるカタールに到着し、韓国代表に合流する。欧州組では最も遅いカタール入りとなる。韓国代表の国内組及びスタッフ陣は14日未明、仁川(インチョン)国際空港を通じてカタール行きの飛行機に乗る予定だ。
カタールW杯でグループHに入った韓国代表は、24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。