久保建英と対照的?韓国代表イ・ガンインのバレンシアにおける“厳しい立場”

イ・ガンイン(バレンシア)が今シーズン、初めて試合に出場したが、自分の能力を示す時間はそれほど与えられなかった。

イ・ガンインは9月2日(日本時間)、スペインのエスタディオ・デ・メスタージャで行われたマジョルカとの2019-2020ラ・リーガ第3節のホームゲームで、後半38分に途中出場し、試合終了までプレーした。

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短い出場時間ながら、光るパスと動きを見せるなど、できる限りのことをした。同日の試合は、ダニエル・パレホが前後半にペナルティキックを決めて、バレンシアが2-0でマジョルカを下した。

イ・ガンインは、8月18日のシーズン開幕戦では出場リストから除外され、第2節では18人のリストには含まれたものの、出場機会をつかめなかった。そして第3節のマジョルカ戦で今シーズン最初の試合を消化したわけだが、満足できる出場時間は与えられなかった。

この日の試合では、夏の移籍市場を通じてレアル・マドリードに移籍した後、マジョルカにレンタルされた日本の久保建英がイ・ガンインの5分前にピッチに立ち、“日韓対決”となったが、それも一瞬だった。

イ・ガンインはマジョルカ戦で、最後の交代カードとしてピッチを踏んだ。後半28分に同じポジションのフェラン・トーレスが交代アウトしたが、イ・ガンインではなく、デニス・チェリシェフが先に投入された。

バックアップメンバーのなかでも、イ・ガンインは優先順位が高くないことを示す事例だ。

イ・ガンインは今年1月にトップチームと契約してから、実戦の機会が急激に減った。そのためイ・ガンインは、夏の移籍市場を通じてバレンシアから離れる準備をした。バレンシア側が早くからイ・ガンインの完全移籍を不可としたため、レンタル移籍を視野に置いた。

しかしマルセリーノ・ガルシア監督がプレシーズンを通してイ・ガンインを無視せず、新シーズンはできる限り出場時間を与えるという意思を伝えながら、彼の移籍問題は残留へと急旋回した。

イ・ガンインは、6月に幕を下ろしたU-20ワールドカップでゴールデンボール(大会MVP)を獲得しながら、新しいシーズンにはチーム内における立場に変化が訪れると予想した。しかし昨シーズンと同様に、今シーズン序盤も出場機会は限定的になると思われる。

イ・ガンインにとって、苦しい時間が続いている。

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