天野純の蔚山現代が17年ぶりKリーグ制覇目前!本日(10月11日)勝てば自力優勝が確定

現在の蔚山現代を率いるホン・ミョンボ監督は現役の頃、ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)、柏レイソルとJリーグでプレーした前後のKリーグ時代を浦項一筋で戦った。

皮肉にも、選手時代の思い出が詰まった浦項スティールヤードで、蔚山現代の優勝に挑まなければならないというわけだ。

ただ、ホン・ミョンボ監督は「浦項は私が唯一韓国でプレーしたチームだが、今は別の役割を果たしている。しっかり準備したい」と、かつての古巣のホームで必勝する意志を示した。

また、蔚山現代のキャプテンであり、自身のキャリア初となるリーグ優勝を夢見るMFイ・チョンヨン(34)は、「優勝トロフィーを手にするまで油断してはならない。浦項は手ごわい相手なので、自分たちも同じように準備する」と力を込めて話した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)全北現代戦、逆転ゴールで喜びを爆発させるホン・ミョンボ監督

なお、横浜F・マリノスからレンタル中の天野は、第33節でのイエローカードによる累積警告に加え、同節でのファウルが「安全を脅かす反則行為に該当する。本来は退場が適用されなければならない」とされ、事後懲戒で2試合出場停止が付与。

このため、累積警告と合わせて3試合の欠場となり、出場停止明けは来る23日にホームで行われる第38節(最終節)の済州(チェジュ)ユナイテッド戦となる。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)天野純(左)。右は元鳥栖、鹿島チョン・スンヒョン

また、蔚山現代には元ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(25)をはじめ、元横浜FMのFWユン・イルロク(30)、元アビスパ福岡のMFウォン・ドゥジェ(24)、元セレッソ大阪のMFキム・ソンジュン(34)、元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのDFチョン・スンヒョン(28)、元新潟のDFイ・ミョンジェ(28)、元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(32)が所属。

さらには昨季までサンフレッチェ広島のフィジカルコーチを務めた池田誠剛氏がアシスタントコーチ、元大宮のイ・ホがプレイングコーチを務めている。

このように指揮官からスタッフ、選手までJリーグに縁ある人物が多く所属している蔚山現代。はたして本日の試合で念願のリーグ優勝を果たすことはできるのだろうか。

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