ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが、韓国人MFイ・ヒョンジュ(19)を完全移籍で獲得した。
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また新たな韓国人ブンデスリーガーの誕生だ。バイエルンは8月9日(日本時間)、公式ホームページを通じて「韓国の有望株イ・ヒョンジュと契約した。当初は1年のレンタル契約だったが、完全移籍を提案し、契約を結ぶことになった」と発表した。
バイエルンとイ・ヒョンジュの契約期間は2025年6月まで。クラブは「攻撃の才能に優れた選手だ。この6カ月間で強烈な印象を残した。1年のレンタルだったが、6カ月前倒しして契約することになった」と伝えた。
2003年2月7日生まれのイ・ヒョンジュは、韓国Kリーグ1(1部)の古豪・浦項(ポハン)スティーラース下部組織出身。浦項製鉄中(U-15ユース)、浦項製鉄高校(U-18ユース)を経て、当初は優先指名を受けた浦項トップチームでプロデビューする予定だった。
ただ、今年1月に完全移籍オプション付きのレンタルでバイエルンに加入。スプリントと敏捷性が持ち味のイ・ヒョンジュは、攻撃的MFやウィングをこなせる攻撃的な選手として、2021-2022シーズンはジュニアチーム、バイエルン・ミュンヘンⅡ(リザーブチーム)で活躍し、最近では新シーズン開幕を控えてトップチームの練習にも参加した。
バイエルンでユース年代のスポーツディレクターを務めるホルガー・ザイツ氏は、「イ・ヒョンジュはこの6カ月間で我々に良い印象を与えた。スポーツ的観点から彼を確信していたので、早期に獲得することを決めた」と説明した。
イ・ヒョンジュは完全移籍での加入に際し、「新しい契約にサインし、バイエルンでのプレーを続けられることができて幸せだ」とし、「このチームで今シーズンを成功裏に終えられるよう、最善を尽くしたい」と伝えた。
なお、バイエルンでプレーする韓国人選手はFWチョン・ウヨン(22、フライブルク)以来2人目。チョン・ウヨンは去る2018年、仁川(インチョン)ユナイテッド下部組織からバイエルンに加入した後、ジュニアチーム、バイエルン・ミュンヘンⅡでのプレーを経て、同年11月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージでドイツ代表FWトーマス・ミュラー(32)との交代でトップチーム・デビューを果たしていた。
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