「チームの目標が、すなわち個人の目標だと思っています。ベテラン選手は個人的な目標を立てるというより、チームのために戦うことが正しいと思っています。だからこそ、ACL出場権は何としても獲得したい。仁川としても、ACLを経験できればチームのレベルはさらに上がると思っているので、一度は必ず出場したいと思っています。自分はガンバ時代に出場した2017年大会が最後のACLなので、もう一度アジアの舞台を経験してみたいです」
―もし仁川が来季のACL出場権を獲得できれば、Jリーグ勢と対戦する可能性もあります。そうなれば、オ・ジェソク選手としてはKリーグの選手として初めて、Jクラブと戦うことになりますし、日本のスタジアムで日本のファンと会うこともできるかもしれません。
「素晴らしいことですよね。今も夢見ています。Kリーグの選手として、Jリーグのスタジアムを訪れ、日本のファンの方々と会う。それが、僕が最も望んでいる瞬間です。そんな意味でもACLには出てみたいです。チームのためにも、夢に見た瞬間を味わうためにも、必ず一度は経験したいです」
―最後に、日本のサッカーファンの方々に伝えたいことがあれば教えてください。
「僕はKリーグでプロデビューしましたが、日本で長く選手生活を過ごしましたし、Jリーグが僕を育ててくれたと思っています。ガンバ大阪、FC東京、名古屋グランパス。どの古巣に対しても感謝の気持ちは忘れていませんし、韓国でも常に“Jリーグ出身選手”という自覚を持って頑張っていることを必ず伝えてほしいです。
いつか家族と一緒に日本に行き、大阪や東京、名古屋に遊びに行って、挨拶しに行きます。これ、必ず記事で伝えてくださいね」
(取材・文=姜 亨起)