6月21日、Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、17~19日に行われたKリーグ1(1部)第16節、18~19日に行われたKリーグ2(2部)第21節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第16節のMVPは全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのMF邦本宜裕(24)だ。
邦本は6月19日、蔚山文殊サッカー競技場で行われた全北現代と蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の伝統のライバルマッチ“現代家(ヒョンデガ)ダービー”で2ゴールを記録し、全北現代の3-1の勝利に貢献した。
邦本は前半20分、敵陣でMFペク・スンホ(25)のパスを受けると、ペナルティアーク正面から左足でシュートを放ち、チーム2点目となるゴールを決めた。その9分後の前半29分には、果敢なドリブル突破から左足でチップシュートを沈め、複数得点に成功した。
この日、先発出場で大活躍を披露した邦本は、後半25分の交代でベンチに下がるまで蔚山現代の守備陣を絶えず苦しめ続け、全北現代を勝利に導いた。なお、邦本は今回、2022シーズン初のラウンドMVP選出となった。
蔚山現代と全北現代の試合は、合計27本のシュートが飛び交う熾烈な攻防戦が繰り広げられ、第16節のベストマッチに選ばれた。
また、この試合で前半30分までに3ゴールを記録するなど、幻想的なパフォーマンスを披露した全北現代はベストチームに選ばれた。
また、ベストイレブンにはかつてセレッソ大阪でもプレーしたスペイン人DFオスマル(34、FCソウル)も名を連ねた。
Kリーグ2第21節MVPは金浦(キムポ)FCのFWソン・ソギョン(23)だ。
ソン・ソギョンは6月18日、金浦ソルトサッカー場で行われた金浦FCと富川(プチョン)FC 1995の試合で2得点を記録し、金浦FCを2-1の勝利に導いた。
この日、金浦FCは1人が退場するという数的不利にもかかわらず、粘り強い戦いで勝利をもぎ取り、第21節のベストチームに選ばれた。
第21節のベストマッチは、6月18日に安養総合運動場で行われたFC安養(アニャン)と大田(テジョン)ハナシチズンの試合だ。
この日、大田はFWソン・チャンソク(22)、FWコン・ミンヒョン(22)のゴールでリードを奪ったが、FC安養のFWジョナタン(30)が2得点を記録したことで、試合は2-2の引き分けで終了していた。
なお、この試合で先発出場した元京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津のMF石田雅俊(27)はベストイレブンに選ばれた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2のベストイレブン。
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―Kリーグ1
FW:チュ・ミンギュ(済州ユナイテッド)、チョ・ヨンウク(FCソウル)
MF:ジェルソ・フェルナンデス(済州ユナイテッド)、邦本宜裕(全北現代モータース)、シン・ジンホ(浦項スティーラーズ)、イ・スンウ(水原FC)
DF:シム・サンミン(浦項スティーラーズ)、オスマル(FCソウル)、ホン・ジョンホ(全北現代モータース)、アン・ヒョンボム(済州ユナイテッド)
GK:ソン・ボムグン(全北現代モータース)
―Kリーグ2
FW:チアゴ(慶南FC)、ジョナタン(FC安養)、ソン・ソギョン(金浦FC)
MF:イ・サンホン(釜山アイパーク)、キム・ジョンウ(光州FC)、石田雅俊(大田ハナシチズン)
DF:キム・テヒョン(全南ドラゴンズ)、パク・ハンビン(光州FC)、イ・ガンヨン(金浦FC)、キム・スボム(金浦FC)
GK:ユン・ボサン(ソウルイーランドFC)
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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