韓国代表“不動のストライカー”であることを再証明した元ガンバ大阪のFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)が、6月の国際Aマッチ期間を淡々と振り返った。
ファン・ウィジョは6月14日、ソウルワールドカップ競技場で行われたエジプト代表との国際親善試合で1ゴール1アシストの活躍を披露し、韓国を4-1の大勝に導いた。
ファン・ウィジョは前半16分、元アルビレックス新潟のDFキム・ジンス(30、全北現代モータース)が上げたボールを強烈なヘディングシュートで突き刺すと、同22分にはコーナーキックから頭でボールをそらし、DFキム・ヨングォン(32、蔚山現代)の追加点をアシストした。
去る2日のブラジル代表戦(1-5で敗北)でも、相手DFチアゴ・シウバ(37、チェルシー)を背負いながら豪快なシュートを決めて咆哮を上げたファン・ウィジョ。今回の4連戦では通算2ゴール1アシストと圧巻の存在感を見せつけた。
2018年8月に現在のパウロ・ベント監督体制が発足されて以降、通算15ゴールでチーム最多得点をマークしているファン・ウィジョだが、今回の招集以前までは国際Aマッチで約1年近く沈黙が続いていた。昨年6月5日、カタールW杯アジア2次予選のトルクメニスタン代表戦でゴールを決めたのが最後だった。
所属チームの苦戦も自身のパフォーマンスに響き、長くノーゴールの沼から抜け出せずにいたファン・ウィジョだったが、今回、自ら結果を残して“だるま”のように立ち上がった。
ファン・ウィジョはエジプト戦後の記者会見に出席。「(自分に点数を与えるならば)50点だ。ゴールこそ決めたが(ブラジル戦のように)チームの結果が良くない試合もあった。(パラグアイ戦も)負けている状況から追いついた」とし、「4連戦を通じて多くのことを学んだ。選手全員が学びを得たので、自分は50点だと言いたい」と伝えた。
ファン・ウィジョはブラジル戦に続き、今回のエジプト戦でも、得点直後に指を口に当てて「静かに」とするようなゴールパフォーマンスを披露していた。これについては「特別な意味はない」としつつも、「今後も続けてみようと思う」と笑顔で語っていた。
そんなファン・ウィジョが所属するボルドーは、2021-2022シーズンのリーグ・アンで最下位に終わり2部降格が決定した。このため、ファン・ウィジョは今夏の移籍市場で新天地を求めると伝えられている。実際、最近ではフランスの一部クラブへの移籍説も浮上した。
ただ、ファン・ウィジョ自身は「(今夏の移籍は)わからない。自分一人で移籍を決められるわけではない。今は待っている」とし、「良いチームが出てくることを願っている。それに、ボルドーともしっかり話さなければならない」と言うにとどめていた。
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