米国女子ツアーにおける韓国女子ゴルファーの“天下”が続いている。
パク・ソンヒョンが「ウォルマート NW アーカンソー選手権」で今季2勝目をあげ、韓国女子勢は今シーズン上半期17大会で計8勝を記録した。
米国女子ツアーは今シーズン、33大会のうち17大会を終えた。そのうち8つの大会を韓国人選手が独占した。“長女”チ・ウンヒが、1月の開幕戦「ダイヤモンドリゾート トーナメントofチャンピオンズ」で優勝して、その火蓋を切った。
2月にエイミー・ヤンが「ホンダ LPGAタイランド」を、3月にパク・ソンヒョンが「HSBC女子チャンピオンズ」、コ・ジンヨンが「バンク・オブ・ホープ ファウンダーズカップ」を制覇した。4月に入っても勢いは続き、今季初のメジャー大会である「ANAインスピレーション」でコ・ジンヨンが今季2勝目をあげると、5月にはキム・セヨンが「LPGAメディヒール選手権」で10カ月ぶりの優勝を果たした。
毎月のように優勝者を輩出した韓国女子の勢いは、“スーパールーキー”イ・ジョンウンにまでつながった。最高権威のメジャー大会である6月の「全米女子オープン」で、見事な初優勝を飾ったのだ。
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そして6月の最後にパク・ソンヒョンが「ウォルマート NW アーカンソー選手権」で、今季2勝目を掴んだ。
30代のベテランから20代前半のルーキーまで、韓国女子勢は上半期に優勝をまんべんなく分け合った。特に6月30日に幕を下ろしたアーカンソー選手権では、優勝したパク・ソンヒョンのほか、パク・インビとキム・ヒョージュが2位タイに、ハー・ミジョンが6位タイ、エイミー・ヤンとジェニー・シンが10位タイに入るなど、「トップ10」に韓国人選手が6人も含まれた。
すでに“キャリア・グランドスラム”を達成したパク・インビも優勝こそないが、最近調子を上げてきている。下半期の「エビアン選手権」や「AIG全英女子オープン」などのメジャー大会で、いくらでも優勝に到達できる流れだ。そのほかユ・ソヨンやキム・ヒョージュなども下半期に優勝争いに乗り出す構えだ。
韓国女子勢が米国女子ツアーで記録したシーズン最多勝は、2015年と2017年の15勝だ。今シーズンは上半期ですでに8勝を達成しているだけに、記録更新の期待も高まる。
韓国女子勢は7月4日から始まる「ソーンベリークリークLPGAクラシック」で、今季9勝目に挑戦する。
同大会のディフェンディングチャンピオンは、キム・セヨンだ。彼女もまた5月の「LPGAメディヒール選手権」の優勝に続き、大会連覇と今季2勝目に意欲を見せている。
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