東京都サッカートーナメント準決勝、「最後まで粘り強く戦ってくれた」と立正大学・杉田守監督

2022年04月24日 サッカー #玉昌浩

4月24日、天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会の東京都代表を決定する、第27回東京都サッカートーナメントの準決勝が味の素フィールド西が丘で行われた。

東京ユナイテッドFCと立正大学の試合は、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに試合が動く。延長を見据えた東京ユナイテッドFCは、両ウィングバックを交代しディフェンスラインを変更する。そこに一瞬の隙が生まれる。立正大学・吉野陽翔が自陣でボールを奪って前に運び、ディフェンスラインの間に縦パスを送り、多田圭佑のゴールを演出。試合は、2-1で立正大学が勝利を収め、決勝へ駒を進めた。

試合後、立正大学の杉田守監督は、「ここまで来ること自体が、我々のクラブ初の経験となっている。選手たちが最後まで粘り強く戦ってくれた」とし、決勝についても、「粘り強く戦って、自分たちの良さをしっかり出せるような戦いをしたい」と述べた。

続けて行われた東京23FCと国士舘大学の試合は、前半8分で東京23FCが2点をリード。先行された国士舘大学は、前半に棚橋尭士がPKで1点を返し、後半を迎える。

後半途中出場の弓場堅真が右サイドから、左足で巻いたシュートでゴールネットを揺らし、同点とした国士舘大学。「追いつけたら行けると思っていた」という細田三二監督代行のイメージどおり、後半44分に棚橋尭士がゴールで決めて、国士舘大学が3-2で逆転勝利を収めた。

この日2得点で勝利に貢献した棚橋尭士について、細田三二監督代行は、「いつもおいしいところを持って行く。漁夫の利ではないが、点を取るのが上手。そういうのがストライカーなのだと思う」とし、弓場堅真についても「レフティーで自分の得点の形を持っている。こういうところでも取れるというのは、いいもの持っている」と評価した。

今年、関東大学サッカーリーグで2部を戦う立正大学との決勝については、「立正さんの方が戦いやすいと思う。1部と2部なので、そういう相手とやるのは嫌です」と明かした。

(文=玉 昌浩)

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