Kリーグ1で5年連続優勝を果たした全北現代は、今回で史上15度目のACL出場となり、2006年、2016年に次ぐ3度目の優勝に挑む。
開催地のベトナムへ向かった全北現代は、横浜F・マリノス(日本)、シドニーFC(オーストラリア)、ホアンアイン・ザライFC(ベトナム)と同じグループHに入った。
全北現代にとって、今回のグループは見慣れた組み合わせだ。2020年のグループステージでも横浜F・マリノス、シドニーFCと同組に入り、当時は横浜FMには2敗、シドニーFCには1勝1分という結果に終わった。
横浜FMは昨年のJ1リーグ準優勝で本大会にストレートインし、今年も現在までリーグ戦2位(5勝3分2敗)に上がっている。
厳しい攻撃力を強みとする横浜FMは、2018年にFCソウル所属で30試合6ゴール4アシストを記録したFWアンデルソン・ロペスが、今季リーグ戦10試合で4ゴールを決めている。
このほか、4ゴールのFW西村拓真、3ゴールのFW仲川輝人などを加えたチーム得点総17ゴールは、J1リーグ18チーム中最多の数字となっている。
次に、シドニーFCはプレーオフでカヤ・イロイロ(フィリピン)を5-0で下し、本大会に合流した。
現在のシドニーFCはAリーグで23試合8勝7分8敗の4位につけており、主要選手には2015年シーズンの加入から現在も活躍中の元セルビア代表MFミロシュ・ニンコヴィッチがいる。
また、過去にレディングやボルトンなどでプレーしたイングランド人FWアダム・ル・フォンドルが、今季リーグ戦で18試合6ゴール3アシストを記録している。ル・フォンドルはカヤ・イロイロとのプレーオフでも2ゴールの活躍を見せた。
最後に、ホアンアイン・ザライFCは2005年以来クラブ史上3度目のACL出場を果たした。昨年のベトナムリーグは新型コロナウイルス感染症の影響で途中中断となかったが、ホアンアイン・ザライは中断時点でリーグ1位に位置し、ACL出場権を獲得した。今季リーグ戦では4試合で3分1敗のリーグ9位に位置している。
全北現代がACLで最後にベトナム勢と対戦したのは、2度目の優勝を果たした2016年大会のグループステージだった。当時、全北現代はベカメックス・ビンズオンに1勝1敗を記録した。