日本人左腕投手の菊池雄星(30)が、リュ・ヒョンジン(34)と同じ釜の飯を食べる。
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米メジャーリーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズが、FA(フリーエージェント)の菊池を獲得した。これにより、“日韓左腕先発デュオ”が構築されることになった。
『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者は3月13日(日本時間)、ブルージェイズがFA投手の菊池と3年総額3600万ドル(日本円=約42億円)の契約で合意したことを伝えた。
また、『USAトゥデイ』によると、菊池が2022年は年俸1600万ドル(約18億9000万円)、2023~2024年は年俸各1000万ドル(約11億8000万円)を受け取るという。
ブルージェイズは昨年11月にケビン・ゴーズマン(31)を5年総額1億1000万ドル(約130億円)で獲得したのに続き、もう一人のFA先発投手である菊池を迎え入れた。これにより、ゴーズマン、ホセ・べリオス(27)、リュ・ヒョンジン、菊池、アレク・マノア(24)による5人の先発ローテーションを確保した。
菊池は去る2019年1月、シアトル・マリナーズと最低でも4年総額5600万ドル(約66億円)、最大で7年最大1億900万ドル(約130億円)の契約を結び、MLB進出を果たした。
マリナーズでは通算70試合に登板し、365.2イニングを投げて15勝24敗、防御率4.97、326奪三振を記録。昨季は29試合に登板して157イニングを投げ、7勝9敗、防御率4.41、163奪三振の成績を挙げた。
昨季前半戦は16試合で6勝4敗、防御率3.48の活躍でアメリカン・リーグオールスターにも選ばれた菊池だが、後半戦には13試合で1勝4敗、防御率5.98と苦戦を強いられ、終盤の順位争いでは先発ローテーション落ちも経験した。
このため、マリナーズは2022年から2025年までの残り4年6600万ドル(約77億円)の球団オプションを行使しなかった。
マリナーズはオプションを放棄したが、菊池には2つの選択肢があった。一つはマリナーズと1年1300万ドル(約15億3000万円)で契約延長し、球団に残留すること。もう一つはその権利を放棄し、完全なFAになることだった。
菊池は1300万ドルの年俸を放棄し、マリナーズと別れを告げた。そして今回、ブルージェイズと3年契約で年平均1200万ドルという良い契約を獲得した。
菊池はリュ・ヒョンジンにとって4人目となる日本人の同僚だ。
リュ・ヒョンジンはかつてロサンゼルス・ドジャース時代、前田健太(33、ミネソタ・ツインズ)と2016年から2019年までの4年間をともにした。2017年後半にはトレードでドジャースに合流したダルビッシュ有(35、サンディエゴ・パドレス)とも一緒だった。
また、ブルージェイズ加入初年度の2020年には、MLB初挑戦の山口俊(34、読売ジャイアンツ)も球団に加入し、1年間同じ釜の飯を食べた。
(記事提供=OSEN)
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