韓国の誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が、中国メディアの批判に対し厳しい“忠告”を伝えた。
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これに先立ち、韓国で去る2月19日に放送されたMBCバラエティ『遊んだら何するの?』(原題)では、“国民的MC”で知られるユ・ジェソクが、北京冬季五輪ショートトラックで発生した疑惑判定の問題に言及した。
大会当時、ショートトラック男子1000mでは韓国のファン・デホン、イ・ジュンソが釈然としない判定で失格となり、メダル獲得に失敗。同種目の決勝では、1位で決勝ラインを通過したハンガリーの選手が同じく疑惑の判定で失格となり、2位と3位の中国の選手が繰り上げで金メダル、銀メダルを獲得していた。
こうした疑惑判定の連続に、ユ・ジェソクは「あの日は本当にどうすることもできなかった。とても腹が立った」と当時の憤りを伝えた。
それでも、「その数日後、ファン・デホン選手、チェ・ミンジョン選手が金メダルを獲得したニュースにとても嬉しくなった」と、韓国勢の活躍を絶賛していた。
すると、この放送を受けて中国メディアが一斉にユ・ジェソクに非難の言葉を投げかけた。放送翌日の20日には、中国でユ・ジェソクのファンクラブを運営する『Yooniverse』が、微博(ウェイボー=中国版SNS)を通じてファンクラブSNSの運営中断を突然発表していた。
これに対し25日、ソ・ギョンドク教授は自身のインスタグラムに長文を掲載し、中国メディアを批判した。
「北京冬季五輪ショートトラックの偏向判定について所信を表明したユ・ジェソクに対し、中国の官営メディアが強く批判しました。最近、中国の官営メディア『環球時報』の英語版『グローバルタイムズ』は、“韓国の芸能人は火に油を注がず、中国と韓国との間の否定的感情を緩和することに助けにならなければならない”という見出しの記事を掲載しました」
「ところで、限韓令の状況で韓国の代表的バラエティ番組を中国人はどうやって見たのでしょうか?また違法ダウンロードをして違法に流通したことは明らかです。いつも韓国のコンテンツを盗み見る中国人の行動に対して、なぜ何の言及もできないのでしょうか?」
「五輪期間中に韓国ショートトラック選手を“反則王”と描写した映画を公開し、反韓感情を助長して自国民の愛国心を高めようとしたことに対して、なぜ取材をしなかったのでしょうか?」と伝えたソ・ギョンドク教授は、最後に「『環球時報』と『グローバルタイムズ』は、反中感情の口実を提供したのは中国側であることを理解しなければなりません。まずは反省する姿勢を持っていただくことを願います」と声を高めた。
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