2022年北京冬季五輪スピードスケート・ショートトラック韓国代表のクァク・ユンギに、ネットユーザーからの意見が相次いでいる。
議論の引き金となったのは2014年、クァク・ユンギはSNSに「隣の人の太ももは自分より丈夫そうに見える」というコメントとともに、自身の太ももと女性の太ももを比較する写真を投稿した。
これを見た一部のネットユーザーはクァク・ユンギに対し、当該投稿を削除するよう要求。クァク・ユンギは議論がエスカレートすると、「当該女性は自分の妹だ」と釈明し、一段落したかのように見えた。
しかし、去る2月23日、自分がクァク・ユンギ地下鉄盗撮事件の被害者だと主張する書き込みが、とあるオンラインコミュニティに掲載され再び話題となっている。
この女性はクァク・ユンギの妹ではないと主張し、「事件を知ってから、今まで忘れたことはない。クァク選手が太ももを大きく開いて、隣に座った人と太ももを比べながら、選手である自分より太ももが丈夫だと皮肉った人物がまさに私だ」と話した。
彼女はクァク・ユンギにダイレクトメールを送って謝罪を要求したが返事はなく、現在自分のアカウントはブロックされていると主張し、謝罪してほしいと述べている。
なお、クァク・ユンギは最近、北京冬季五輪でショートトラック男子リレー5000mに出場し、銀メダルを獲得した。競技面だけではなく、五輪期間中にYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破するなど、連日、話題の中心に立っていた。
しかし、この状況で議論が再浮上したことによって、彼が出演する予定だった番組も事態を把握し、状況を注視している模様だ。
一方のクァク・ユンギは今回の件について何の立場も示していない。もしも事実だった場合、クァク・ユンギが出演予定のバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』『ラジオスター』『知ってるお兄さん』の放送にも支障が出る見通しだ。
とある芸能関係者は、「すでに収録を終えている場合、放送まで編集にも時間的限界があるため、真偽確認が最も優先されるものとみられる」とし、「テレビ局の立場としては、こうした論争自体が負担になるしかない状況ではある」と伝えた。
しかし、女性の主張が捏造である可能性も排除できない。女性は事件が2012年に起きたと言及しているが、クァク・ユンギの投稿は2014年のもので、謝罪を求めたメッセージ画面も合成の疑惑があると一部のネットユーザーは指摘しており、虚偽である可能性を提起している。
議論が続くなか、クァク・ユンギが立場を明らかにするか、もしくは女性が反論に出るか、注目が集まっている。
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