ちばぎんカップ落とすも手応え。ユン・ジョンファン監督はジェフ千葉をJ1昇格に導けるか

2月19日から2022年シーズンがスタートするJリーグ。開幕まで1週間となるが、その行方を占う上でひとつの参考になる前哨戦が行われた。

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その名はちばぎんカップ。関東の千葉県をホームタウンにするJ2のジェフユナイテッド千葉とJ1の柏レイソルが、開幕前に対戦する恒例のプレシーズンマッチだ。26回目を迎える今年はジェフ千葉の本拠地であるフクダ電子アリーナで2月11日、6519人の有観客で行われた。

試合はドウグラスのゴールで柏レイソルが1-0で勝利したが、ジェフ千葉を率いるユン・ジョンファン監督は「結果は残念だが、良い面もあった」とコメント。「攻撃と守備の両方で修正し補完すべき点は補完して開幕を迎えたい」とした。

2019年11月にジェフ千葉の監督に就任し、翌2020年からチームを率いるユン・ジョンファン監督。1年目の2020年シーズンはリーグ戦14位だったが、昨季2021年シーズンは9位。特に終盤は13試合負けなし(8勝5分)。J1昇格争いには絡めなかったが、13試合無敗はジェフのクラブ記録で新シーズンに向けた大きな希望を抱かせた。

それだけに今季は悲願のJ1昇格が期待される。2009年にJ2降格が決まり、2010年からJ2を戦う千葉はこの11年間、一度もJ1昇格したことがないのだ。Jリーグ創設時メンバーである「オリジナル・テン」の一角でありながら、今ではすっかりJ2に安住してしまっている。そんな状況を打破すべく招聘したユン・ジョンファン監督も今季は就任3年目だけに、強い覚悟を胸に秘めている。

(写真=韓国プロサッカー連盟)ユン・ジョンファン監督

ジェフ千葉との契約を更新した際にもこんなコメントを残している。

「この2年間で積み上げたチームのベースを活かし、来季は更により良い成績を収め、クラブとしての目標であるJ1昇格を果たせるよう、最善を尽くします」

ユン監督とジェフ千葉は来週2月19日、ホームにいわてグルージャ盛岡を迎えてJ2リーグをスタートさせる。『スポーツソウル』では、Jリーグで活躍する韓国の選手や監督たちの今後に注目していきたい。

文=慎 武宏

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