BTSが歌ったSoFiスタジアムで開催のNFL2022スーパーボウル、その驚くべき経済効果とは…

2022年02月12日 スポーツ一般

全米人気ナンバーワンスポーツ、アメリカンフットボールの頂点を決める第56回スーパーボウルに韓国も注目している。

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去る2月2日、本紙『スポーツソウル』が報じた「NFL史上最高のクォーターバック、トム・ブレイディ公式引退宣言」というニュースを筆頭に、多くの韓国メディアが「米スーパーボウル、入場券価格史上最高値…平均905万円(約90万円)」(『エナジー経済』)、「熱いスーパーボウル、3150万人がベット…9兆ウォンで歴代最多」(『OSEN』)、「スーパーボウルのハーフタイムはヒップホップのご馳走…エミネム、スヌープ・ドッグなど総出演」(『ニューシス』)などと取り上げるほど、韓国でのNFL人気は高い。

今季のスーパーボウルは、AFCチャンピオンのシンシナティ・ベンガルズとNFCチャンピオンのロサンゼルス・ラムズが激突する。そのなかでも特に韓国からの注目が集まっているのは、開催地SoFiスタジアムの設備だ。ラムズの本拠地でもあるSoFiスタジアムには、韓国の大手電機メーカー「SAMSUNG」製の世界最大(110m)のスクリーンが設置されているため、「サムスンが作った世界最大110mの電光掲示板…米スーパーボウルスタジアムに設置」(『ニュース1』)といったニュースを各メディアがこぞって報じている。

(写真提供=AP/アフロ)ラムズのクォーターバック、マシュー・スタッフォード

また、K-POPファンや韓国の人々にとってSoFiスタジアムは、2021年11、12月にBTS(防弾少年団)がコンサートを行った場所としても馴染み深いのではないだろうか。当時、計4日間の公演で集まった観客数は20万人とされており、北米における1会場で行われたライブとしては史上2位の興行成績を叩き出した。

スーパーボウルがもたらす驚きの経済効果

2月に行われるNFLスーパーボウルは他競技と異なり、中立地域で行われる。その理由は、冬に開かれるため天候が考慮されるからだ。過去55回の間、温暖な気候のフロリダで最多16回開催され、マイアミが11回、タンパが5回と続く。

29年ぶりのスーパーボウルを開催にロサンゼルスの雰囲気は高まっている一方、交通渋滞などの不便も味わっているようだ。先週末からSoFiスタジアム付近の道路はすでに遮断されている。

そして14日の開催に先駆け、9日にベンガルズの選手が到着して盛り上がりを見せている現地では、単なるスポーツ興行以外の“経済特需”が期待されている。

(写真=BIGHIT MUSIC)SoFiスタジアムで歌うBTS

これまで開催都市に莫大な特需をもたらしてきたスーパーボウル。昨年はタンパベイ・バッカニアーズのホーム、レイモンド・ジェームス・スタジアムで行われたのだが、コロナ禍にもかかわらずスーパーボウル開催期間にフロリダ南部では4597もの雇用が創出され、経済効果は5億7190万ドル(約5719億円)にも上ったという。

米ビジネスメディア『ビジネスインサイダー』によると、アメリカで行われる大規模な試合は、開催都市に3億ドルから6億ドル(約300~600億円)もの経済特需をもたらすと試算された。

2020年にオープンしたSoFiスタジアムは、すでにカリフォルニア州イングルウッド地域に大きな雇用を創出している。ロサンゼルス国際空港から近いイングルウッドは黒人が主に住み、家計所得の低い地域とされてきた。また、ギャングも多く、コンプトンと並ぶほど犯罪率の高い危険な場所だ。しかし、スタジアム開場以降、地域住民たちはSoFiスタジアムに働き口を持つようになった。

そんなイングルウッドは来る2024年、NBAロサンゼルス・クリッパーズの新ホームアリーナ、イントゥテュイット・ドームのオープンが控えており、より大きな経済効果が見込まれている。

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