中国代表がショートトラック混合リレーの初代金メダルを獲得した。
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ショートトラック中国代表は2月5日、中国北星キャピタル室内競技場で行われた2022年北京冬季五輪ショートトラック2000m混合リレー決勝で、2分37秒348の記録で金メダルを獲得した。
準々決勝で韓国とともに1組に入っていた中国は、1位で準決勝に進出。準決勝では、各組の上位2チームだけが決勝行きのチケットを獲得できる状況で、中国は3位だった。しかし、ビデオ判定の末、2位のアメリカはペナルティを受けることになり、中国が決勝行きを果たした。
そして決勝では、中国は13周を残して首位に立った。イタリアが終盤、猛烈な追い上げを見せたが、2分37秒364の記録で惜しくも銀メダルとなっている。
混合リレー初代チャンピオンの座に就いた中国は、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪で韓国代表を率いたキム・ソンテ監督を招聘しただけでなく、数々の金メダルを獲得してきた“ショートトラックの皇帝”アン・ヒョンスを技術コーチに迎え入れるなど、母国開催の五輪に向けて強化策を推進してきた。
アン・ヒョンスは2006年トリノ五輪で、男子1000m、男子1500m、男子5000mリレーで金メダル、男子500mで銅メダルを獲得し、同大会で最多メダル獲得者となった。
しかし、その後、大韓氷上競技連盟との不和によりロシアへと帰化。ヴィクトル・アンとして参加した2014年ソチ五輪でも、3つの金メダルと1つの銅メダルを獲得していた。
そのため、中国メディアの『シナスポーツ』も、「中国が1個目の金メダルを獲得すると、フィールドの外で興奮した様子で叫びながら走った。中国ショートトラック代表チームのコーチで伝説的なスター、アン・ヒョンス」とし、韓国人指導者の存在が大きかったことを報じている。
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