学生時代の“いじめ問題”が発覚後、韓国バレーボール界を離れてギリシャに進出した“美人双子”イ・ジェヨン&イ・ダヨンが、2021-2022シーズン前半期の日程を終えた。
2週間以上の休憩を経て、来年1月6日に後半期のリーグが再開する。
2人の現在は対照的だ。妹のイ・ダヨンはチームの主力セッターとして活躍しているが、姉イ・ジェヨンは膝の負傷で韓国に帰国し、手術を受けてリハビリ中となっている。
韓国女子バレーVリーグの興国生命スパイダーズを2020-2021シーズン最強のチームに導いたイ・ジェヨンとイ・ダヨンは今年2月、学生時代にいじめの加害者であったことが発覚し、バレーボール人生に大きな危機を迎えた。非難の世論が激しくなり、興国生命は2人に無期限出場停止の懲戒を下した。韓国バレーボール協会も国家代表資格無期限剥奪の懲戒を決定した。
いじめ問題が起きた後、イ・ジェヨンとイ・ダヨンは謝罪文を上げたが、自粛期間中のインタビューで「ナイフを手に持ったが振り回してはいない」など、一部の疑惑を否定する発言などで火に油を注いだ。心からの謝罪や反省する姿を見せず、バレーボールファンの怒りの声はさらに高まった。
最終的に興国生命は2021-2022シーズンの選手登録を放棄し、イ・ジェヨンとイ・ダヨンは自由契約選手として解放された。韓国代表の主力である彼女たちだったが、議論の主人公たちに手を差し出す韓国の球団はなかった。双子姉妹はすぐに海外進出を試み、ヨーロッパのサブリーグであるギリシャのPAOKテッサロニキと契約した。
海外進出の過程で韓国バレーボール協会は、双子姉妹がいじめ問題を解決していない状態では国際移籍同意書(ITC)を発給できないと明らかにした。それでも2人は国際バレーボール連盟(FIVB)に異議を提起し、同機関が発行したITC承認を受けてギリシャに進出することになった。
去る10月、ギリシャに出国したイ・ジェヨンとイ・ダヨンはチームに合流した。イ・ダヨンはすぐに出場したが、イ・ジェヨンは所属する外国人アタッカーが2人いたため、出場機会が少なかった。
イ・ダヨンはセッターのポジションで早々と仲間たちと呼吸を合わせていった。ギリシャリーグは2~3チームを除いてはリーグ全体のレベルが高くないため、イ・ダヨンは良い評価を受けた。彼女は初出場の試合で活躍し、第3ラウンドMVPに選ばれたりした。
しかしイ・ジェヨンはまともに出場できないまま、左膝の負傷で11月中旬に帰国した。韓国で手術を受けてリハビリ中だ。
前半期を終えたPAOKテッサロニキは、11勝3敗(勝点35)を記録してリーグ2位に上がっている。3位のアリス(12勝2敗)と勝点35で同じだ。リーグ1位はパナシナイコスで13勝1敗(勝点40)となっている。
リハビリ中のイ・ジェヨンは早く回復すれば、後半期にプレーする可能性がある。PAOKテッサロニキの団長はギリシャメディアとのインタビューで、イ・ジェヨンが来年2月には復帰して出場できると展望した。
ギリシャリーグ後半期は来年1月6日に再開し、3月末に正規シーズンを終える。
(記事提供=OSEN)
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