古江彩佳(21)、渋野日向子(23)らが参戦した米国女子ツアーの最終予選会「Qシリーズ」で、韓国女子ゴルファーのアン・ナリン(25)がトップ通過を果たした。
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韓国勢の「Qシリーズ」トップ通過は、2018年のイ・ジョンウン6(25)以来3年ぶりだ。
12月13日(日本時間)に行われた「Qシリーズ」第2戦の最終ラウンドで、アン・ナリンは6アンダーの「66」を記録。
第1戦含めて8ラウンド通算33アンダーの「541」とし、前日まで5ラウンド連続首位を走っていたポーリン・ルッサンブシャール(21)を1打差で離し逆転優勝を果たした。
韓国女子ツアー通算2勝のアン・ナリンは、今年10月に韓国・釜山(プサン)で行われた米国女子ツアー「BMW女子選手権」を3位タイで終えるなど、アメリカ行きに自信を持っていた。
今季韓国女子ツアーでは優勝こそなかったものの、出場24大会中22大会で予選通過、準優勝2回、トップ5以内5回、トップ10以内11回。賞金ランキング9位、大賞(年間MVPに相当)ポイント7位と優れた活躍を見せており、早くも来季米国女子ツアー新人王候補に浮上している。
アン・ナリンは「(トップ通過が)とても嬉しい。2日前の試合後インタビューのときは、まさかトップで通過できるとは思っていなかった。当時のインタビューで気を引き締めたことがモチベーションになった」とし、「この2週間は体力的にとても疲れたが、良い結果を出せて嬉しい。韓国に戻れば10日間の自主隔離をしなければならないが、十分に休息を取りたい」と述べた。
また、「米国女子ツアーは色んな国を旅行できることが一番の楽しみだ。これまでテレビでしか見られなかった選手と競争できることが嬉しい。ルーキーシーズンに向けてしっかり準備して頑張りたい」と意欲を示した。
ほかでは、韓国女子ツアー通算10勝を誇るチェ・ヘジン(22)も8位タイで出場権を獲得した。チェ・ヘジンは最終ラウンドで1アンダーを記録し、通算17アンダーの「557」で終えた。
チェ・ヘジンは「(米国女子ツアー出場権獲得が)まだ信じられない。胸の高鳴りの方が大きい」とし、「今年は韓国から来た選手が(アン・)ナリンさんと私だけだったが、一緒にプレーしながら学んだことが多かった。もっと熱心に練習をして、惜しい部分をなくそうと努力したい」と強調。
「第1戦は感覚が良くて大変だと感じていなかったが、第2戦では体力やコース、天候の変化をたくさん感じた。惜しさはあるが、困難を上手く乗り越えられたと思うと胸がいっぱいだ」と語った。
また、シメトラツアー(下部)で活動していたホン・イェウン(19)も、通算13アンダーの「561」で12位タイとし、出場権を獲得。単独7位の古江、20位タイの渋野も出場権を得た。
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