「獲得候補のリストにある」
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12月8日(日本時間)、全米野球記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は自身のSNSを通じて、「KBO(韓国プロ野球)リーグのチームはヤシエル・プイグ(31)獲得に関心を持っている」とし、プイグの韓国行きについて言及した。チーム名も具体的に取り上げられ、キウム・ヒーローズ、ハンファ・イーグルス、KIAタイガース、LGツインズの4チームだという。
続いて「このうち1チームがキューバ人外野手との契約に近づいている。良い機会になる可能性がある」とし、プイグが韓国に行く可能性が高いと話した。言及された4チームは、いずれも新外国人打者を探している状況だ。
4チームのうち、最もプイグに関心を寄せている球団はキウムであることがわかった。キウムの関係者は同日、本紙『スポーツソウル』の電話取材に対して、「プイグはうちのチームの獲得候補リストにある。コ・ヒョンウクGMが、ドミニカ・ウィンターリーグで活躍しているプイグの試合を見るために現場に行ってきた」と話し、プイグ獲得の意思もあることを明らかにした。
残りの3球団はすべて「全くの事実無根だ。なぜそのような内容が言及されたのか分からない。われわれはプイグに関心がない」と否定している。
プイグは2013年、ロサンゼルス・ドジャースでメジャーリーグデビューを果たした。当時、打率3割1分9厘、42打点、11盗塁を記録し、ルーキーシーズンに強烈な印象を残した。
また韓国人投手のリュ・ヒョンジンがメジャー進出した時期と重なり、韓国の野球ファンにとっても馴染み深い存在だ。ドジャースのベンチで2人がふざけている姿が、時々カメラに撮られたりもしていた。プイグは以後6年間、ドジャースで主力外野手として活躍した。
しかし、2018年12月にプイグはシンシナティ・レッズにトレード移籍し、2019シーズン途中にはクリーブランド・インディアンスへと再びチームを移すことになった。
「ワイルド・ホース(暴れ馬)」という愛称もつけられており、問題行動を度々起こしてきた。それが原因で2018年には代理人事務所に契約を解除されたこともある。
その後、成績は急激に低下し、流浪の身となり、過去の栄光を背負ってメキシコでの選手生活を続けていた。現在はドミニカ・ウィンターリーグでオファーを待っている状況だ。
ただ問題は年俸だ。KBOリーグは外国人選手の初年度の年俸を100万ドル(約1億1300万円)に制限している。プイグがいくら譲歩したとしても、たった100万ドルで韓国行きを選択するかは未知数だ。だがもしもプイグが韓国行きを選択すれば、来季の大きな目玉となるかも知れない。
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