元韓国代表キム・ヨンギョン(33、上海ブライトユーベスト)ら外国人選手をめぐり、中国バレーボール協会に非難が寄せられている。
中国女子バレーボールスーパーリーグ(CVL)は2021-2022シーズン第1ラウンドが終了。休息期間を設けた後にCVLオールスターゲームを開催し、第2ラウンドへと突入する。
CVLオールスターゲームは、来る12月11日から12日にかけて広東省江門市の江門スポーツセンターで行われる予定だ。
ところが、中国バレーボール協会が4日に発表したCVLオールスターゲーム出場選手リストを見ると何かがおかしい。というのも、キム・ヨンギョンをはじめジョーダン・ラーソン(35、アメリカ)、メリッサ・バルガス(22、キューバ)、ティヤナ・ボスコビッチ(24、セルビア)ら外国人選手が全員除外されていたのだ。
協会はオールスターゲーム出場選手28人を全員中国人選手で構成した。なかには、第1ラウンドで1試合も出場しなかったにもかかわらず選ばれた選手もいた。
このため、中国国内のファンからは「次世代の代表選手で構成されたみたい」「リーグオールスターではなく代表オールスターだ」「外国人選手が参加しなくて“オールスターゲーム”と呼べるのか?」といった声が寄せられていた。
キム・ヨンギョンは1セット当たりの得点数2位(5.67点)の活躍でチームを第1ラウンドBグループ1位に導いた。バルガスも1セット当たりの得点数1位(6位)、サーブ1位(1セット当たり2.06回)で所属チーム天津のグループ全勝に貢献。ボスコビッチは5試合85点、キム・ヨンギョンとチームメイトのラーソンも4試合44得点と好成績を挙げた。
にもかかわらず、今回、4人全員がオールスターゲームのメンバーから外された。
とある中国ファンは、「第1ラウンドで出場しなかったりほとんどプレーしなかったりした選手もオールスターに選ばれた。協会はなぜそこまで意地っ張りなのか。協会が外国人選手のオールスター参加を制限しなければならない理由はあるのか」と強く反発した。
協会は今シーズン、1チーム当たりの外国人選手出場上限を1人に制限すると、オールスターゲームではすべての外国人選手が除外された。ファンからは「外国人選手を差別している」、「ますます信頼できなくなった。外国人選手が出場できない理由は何なのか。誰がそのような制限を受けたがっているのか。時代に合わせ、国際標準に従ってこそ発展することができる。どんどん悪化している」と問題提起がなされた。
ほかにも、「中国バレーボール協会の外国人嫌悪的思考はますます強まり、治療することが難しくなっている」、「外国人選手を出場させないことはおかしい」といった声も挙がっていた。
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