Fリーグ、しながわが神戸に大勝。岡山監督「もう一段、二段レベルアップして入れ替え戦を迎えたい」

2021年11月23日 スポーツ一般 #玉昌浩

11月23日にFリーグ2021-2022 ディビジョン2第12節、しながわシティとデウソン神戸の試合が大田区総合体育館にて行われた。

試合はファーストピリオド6分に、セットプレーから中村友亮が得点し、しながわシティが先制。14分にもセットプレーから、佐藤建也が追加点を奪う。

デウソン神戸も18分にセットプレーで今道拓也が1点を返す。その直後には、眞野翔太が第2PKを止めて、デウソン神戸の「良い流れだった」(デウソン神戸・鈴村拓也監督)ところで、ファーストピリオド残り3秒に、セットプレーからオウンゴールを献上し、3-1でしながわシティがリードして、ファーストピリオドを折り返す。

セカンドピリオドはしながわシティが6ゴール、無失点で引き離し、試合は9-1でしながわシティが勝利を収めた。

(写真提供=SHINAGAWA CITY FUTSAL CLUB)佐藤建也

試合後、デウソン神戸・鈴村拓也監督は、「こちらも前半は悪くないなかで、前半の3失点は全てセットプレー。そういうところは試合巧者。ケアしていなかったわけではない。わかっていても決められる得点の形、彼らの能力を改めて感じさせられた」と試合を振り返った。

一方の、しながわシティ・岡山孝介監督は、「終始しながわのペースで進められた」と試合を総括した。

守備に関しては「プレスのスピード、マーク、カバーリングの質はすごく高い。問題を少なくできたと思うし、積み上げを感じられた試合だった」と評価した。

(写真提供=SHINAGAWA CITY FUTSAL CLUB)しながわシティ
(写真提供=SHINAGAWA CITY FUTSAL CLUB)デウソン神戸

また、攻撃について、「神戸は前から奪いに来るスタイルなので、それに対してサポートのタイミング、全体のバランスをうまく構築し、狙い通りの攻撃をある程度できた」と評価。セットプレーでの得点については、「神戸は特徴的な守備をするので、狙いどころはわかっていた。そこをうまく狙えた」と明かした。

早ければ次節に優勝が決まるなか、「まずは優勝を決めることが大事なので、引き続き気を緩めずに戦って行きたい」とし、「今でもF1のチームと練習試合をするし、去年、選手権でも戦っているので、今のチームでもF1のチームと十分に戦えるというのは感じている。ただ、我々は入れ替え戦で確実に勝たないといけない。もう一段、二段レベルアップして入れ替え戦を迎えたい」と語った。

(文=玉 昌浩)

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