韓国プロサッカー・Kリーグ1(1部)の江原(カンウォン)FCに所属する選手2人が、シーズン中に酒の席で会った女性に性的暴行を加えた容疑で、先月に訴えられていた事実が明らかになった。
『MBCニュース江原』は11月4日、「性的暴行で訴えられていた江原FC所属選手2人は警察の取り調べを受けており、江原FCは2人に無期限出場停止処分を下した」と報じた。
報道によると、選手2人は今年9月29日にホームで行われたKリーグ1第30節の浦項(ポハン)スティーラース戦後、SNSなどを通じて知り合った女性3人と酒を飲んだ。そのうち女性1人とホテルに行ったのだが、そこで選手2人が女性に性的暴行を加えたとして、女性側が告訴したという。
江原FC側は選手に対する警察の調査が始まり、10月中旬に関連の事実を把握した。クラブは10月末に自主的に懲戒委員会を開き、2人をトレーニングから除外するとともに、無期限出場停止処分と退所措置を下した。
【関連】「コーチに不必要な身体接触」江原FC指揮官に400万円の制裁金
江原FC側はMBCに対し、「性的暴行容疑に関する捜査結果はまだ出ていないが、シーズン中に飲酒をした事実を考慮し、最高レベルの懲戒処分を下した」と明らかにしている。
管轄の江陵(カンヌン)警察署は、近いうちにも当事者たちを相手に告訴事実の真偽を調査する計画だ。
一方で、選手2人はクラブの独自調査に対し、「お互い合意の下で性的関係を持った」と主張しているという。
江原FCは現在Kリーグ1で勝ち点38の11位とし、昇降格プレーオフ圏内につけている。自動降格の12位光州(クァンジュ)FC(勝ち点33)とは5ポイント差で、降格圏外の10位FCソウル(勝ち点40)とは2ポイント差だ。
また、4日には成績不振を理由に、2018年夏からチームを率いたキム・ビョンス監督を解任。今季残り3試合はパク・ヒョジン首席コーチの監督代行体制で戦う予定としている。
前へ
次へ