サッカー韓国代表FWソン・フンミン(29、トッテナム)の父親であるソン・ウンジョン氏が、韓国でエッセイを出版することになった。
韓国メディア『FOOTBALLIST』や『イーデイリー』が報じたところによると、ソン・ウンジョン氏がエッセイ『すべては基本から始まる』(原題)を出版することになった。副題は「実力も技術も人柄も、基本を守るソン・ウンジョンの人生哲学」だ。
ソン・ウンジョン氏は現役当時、大学での活躍を経てプロデビューするも、試合中の負傷で28歳という若さで選手を引退。プロ通算記録は「37試合7ゴール」だった。
現在はユース年代の指導者に転身し、韓国国内でサッカースクール「SONフットボールアカデミー」を運営している。
同著には、幼い頃の貧しさでさえも防げなかったサッカーへの情熱をはじめ、サッカーが上手くなりたいという気持ちで自分自身を鍛えた時間、プロ当時と引退後に経験した厳しい時代など、ソン・ウンジョン氏の半生を振り返る内容が盛り込まれている。
また、息子にサッカーを教えながら研究、開発したトレーニング方法や、ソン・フンミンと一緒にドイツとイングランドで生活しながら培ってきた考え、今後の未来に対する考察なども含まれている。
出版に際し、ソン・フンミンは「この本を読んで自分も知らなかった父親の過去を知ることができ、父親が常に強調してきた考えを再び心に刻むことができた」と伝えている。
ソン・ウンジョン氏は同著を通じ、「謙虚であれ。君に与えられたものはすべて君のものではない」「感謝しなさい。世界は感謝する人のものだ」「人生を遠く見ろ。欲を捨てて心を空にしなさい」など、人生の本質に焦点を合わせたメッセージを投げかける。
ソン・ウンジョン氏のエッセイ『すべては基本から始まる』は6日から韓国で予約販売が始まっており、15日に出版される予定だ。
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