主砲ケインを失ったトッテナム、ソン・フンミンとジョレンテの出番だ

ハリー・ケインはいないが、ソン・フンミンとフェルナンド・ジョレンテが残っている。

トッテナムは4月10日に開かれたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝・第1戦、マンチェスター・シティとのホームゲームを1-0で制した。ソン・フンミンの得点が決勝ゴールとなった。

大方の予想を覆す勝利を手にしたが、不安要素も生じた。ロシアW杯得点王の主砲ケインが後半10分、足首の負傷でピッチを去ったのだ。

ポチェッティーノ監督は「残りの期間、ずっと彼のことを思うだろう」と、ケインの今季絶望を示唆した。ケインはシティ戦が終わると松葉杖をついてミックスゾーンに現れており、負傷が尋常ではないことは予想されていた。

もちろんケインの負傷の詳細はまだ公開されていないが、当分の間、彼のプレーする姿を見ることはできないだろう。ケイン離脱というマイナス材料のなかでトッテナムは、シティと2連戦を行う。

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4月18日にチャンピオンズリーグ準々決勝・第2戦、2日後の4月20日にはプレミアリーグ第34節をいずれもアウェーで行う。特にチャンピオンズリーグ準々決勝・第2戦は、逃すことができない。トッテナムの歴史上、一度も達成したことがないチャンピオンズリーグ4強進出に挑戦するからだ。

準々決勝・第1戦はホームで1-0の勝利を収めたが、楽観できる立場ではない。シティの攻撃力を考慮すれば、簡単に逆転されるスコアだ。

困難なスケジュールの上に、主力FWを負傷で失ったのが、トッテナムの現状といえる。しかし、カードはある。ソン・フンミンとジョレンテだ。

ソン・フンミンはアジアカップ復帰後に4試合連続ゴールを放ち、当時も負傷で抜けていたケインの空白をすっきりと埋めた。長身ストライカーであるジョレンテもケイン不在の間、3ゴールを決めている。2人は「ビッグ&スモール」コンビで、相性も良かった。

ソン・フンミンとジョレンテのコンビが、次にいつ稼動するか気になったほどだ。ソン・フンミンはその後も試合に出場したが、ジョレンテはケインの復帰によって機会を失っていた。

ソン・フンミンは、ケインがいなくなったことで自らに集中する相手DF陣を勝ち抜かなければならない。それだけにソン・フンミンがDFを集め、ジョレンテがゴールを決めるかたちが理想的だ。アシストもできるソン・フンミンにとっては、不可能ではない。ソン・フンミンは今季プレミアリーグで5つのアシストを記録している。

雰囲気も悪くない。ソン・フンミンは新しいスタジアムの試合でゴールの祝砲を打ち上げて、トッテナムの歴史に自分の名前を残した。チームのスランプと自分自身の無得点期間を同時に吹き飛ばす、価値あるゴールだった。勢いに乗って2試合連続ゴールを決めたソン・フンミンは、さらなる上昇を狙っている。

今シーズン18得点を記録しているソン・フンミンとしては、自分自身のシーズン最多ゴール21得点にも一歩近づいた。絶妙なタイミングでソン・フンミンとジョレンテが、再び注目されている。

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