女子バレー、韓国のキム・ヨンギョンが“最後のオリンピック”で躍動「ベスト4、それ以上の決勝へ」

「ここで満足せず、ベスト4、それ以上の決勝へ行く」

女子バレー韓国代表が8月4日、東京・有明アリーナで行われた東京五輪・バレーボール女子準々決勝でトルコと対戦し、セットスコア3-2(17-25、25-17、28-26、18-25、15-13)で勝利した。

【画像】韓国MBC、女子バレー日韓戦の勝利インタビューで「字幕操作」

韓国の“絶対エース”キム・ヨンギョンは28点を記録し、勝利の立役者となった。韓国は2012年ロンドン大会以来、9年ぶりにオリンピック4強の舞台に立つことになった。

「どちらがより切実なのかの差だ」

試合後、ミックスゾーンで会ったキム・ヨンギョンは「誰が私たちの準決勝進出を予想していたかと思うが、ワンチームで4強に進出して嬉しい。一人のバレーボール選手として、多くの方に良いバレーを見せることができたことだけでも良いこと」としながら、「(相手が)トルコに決まって、簡単ではないと思った。ネーションズリーグ(VNL)のときに対戦していたし、監督が戦略をよく練ってくれたようだ」と、感想を述べた。

試合後、ミックスゾーンで取材に応じるキム・ヨンギョン

彼女は2012年ロンドン大会以来、9年ぶりに再びオリンピック4強に進出した。当時とはキム・ヨンギョンの立場も責任も違う。

彼女は「ロンドン大会のときは、4強の意味がよくわからなかった。意味は今回のほうが大きい。あのときもたくさん準備したが、東京大会は本当にたくさん苦労したので、さらに意味がある」とし、「8強からは特別にやることはない。準備してきたことをしっかりとやる必要がある。経験のない選手たちをまとめることだ。選手たちがじっくりと良くやった」と、チームメイトをねぎらった。

キム・ヨンギョンはトルコとの準々決勝で審判に抗議し、第3セットには警告を受け、第4セットにはレッドカード(相手に1点追加)までもらった。彼女は「実際に第1セットから審判のコールが気に入らなかった。抗議やコールに反応する審判と考え、話をしなければならないだろうと思った。流れを壊すこともあったが、結果的にうまく締めくくれた」と説明した。

簡単ではなかった。トルコは強力な攻撃力で韓国を最後まで威嚇した。韓国は第3セットをデュースの末にものにして勢いづいたが、第4セットでは流れを完全に奪われた。キム・ヨンギョンは「だけど第4セットが終わると、選手たちがみんな、私たちが第5セットで勝てると考えた。自信があった」と強調した。

(聯合ニュース)8月4日、トルコに勝利して歓喜するキム・ヨンギョン

準決勝の対戦相手は、まだ決まっていない。8月4日21時半からのブラジル対ロシア・オリンピック委員会(ROC)の勝者と対戦する。ブラジルは世界2位で、予選で韓国は0-3で完敗した。ROCも世界ランキング5位の強豪だ。

キム・ヨンギョンは「ROCであれ、ブラジルであれ、頑張る。もう逃げるところがない」とし、「1点、1点がすべて重要だ。どちらがより切実なのかの差だ。しっかり準備する。ここで満足せず、ベスト4、それ以上の決勝へ行く」と力を込めた。

彼女は最後に「重要な試合に勝って関心を集めるのは嬉しいことだ。本当に感謝する」と、応援するファンに向けた言葉を忘れなかった。

韓国がメダルに挑戦する女子バレーの準決勝は、8月6日に行われる予定だ。

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