ドジャース開幕投手リュ・ヒョンジン、6回8奪三振1失点で勝利!! チームはメジャー新記録も

怪物のような力投だった。リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)がメジャーリーグ(MLB)開幕戦でシーズン初勝利をあげた。

2002年のパク・チャンホ以来となる韓国人メジャーリーガーの開幕投手となったリュ・ヒョンジンは3月29日未明(日本時間)、米カリフォルニア州ドジャー・スタジアムで行われた2019 MLB開幕戦アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの試合に先発登板し、6回を8奪三振、被安打4、1失点と好投した。複数の球種を自由自在に駆使しながら、四球はひとつも出さなかった。

チームが7-1でリードして勝利投手の権利を手にしたまま、6回裏の攻撃で代打アレックス・ベルドゥーゴと交代した。ドジャース打線はMLB開幕戦の新記録となるホームラン8本と爆発。12-5の大勝を収め、リュ・ヒョンジンは開幕戦勝利を記録した。

対するダイヤモンドバックスの先発ザック・グレインキーは、本塁打4本を浴びて3回途中で降板。7失点と崩れた。

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1回からリュ・ヒョンジンの球速と制球は安定していた。

93マイル(約150キロ)の速球と、変化球を自在に駆使した。先頭打者アダム・ジョーンズを相手に三振を奪ったリュ・ヒョンジンは、次のエドゥアルド・エスコバーには内野安打を許したものの、ウィルマー・フローレス、デビッド・ペラルタを連続三振。2回は打者3人をいずれもショートゴロで打ち取り、3回も最初の打者ジョン・ライアン・マーフィーから三振を奪うなど、三者凡退で処理した。

リュ・ヒョンジン

4回は、たった9球で終わった。速球が印象的だった。エスコバーには外目のファストボール、フローレスには92マイル(約148キロ)のフォーシームで相次いで三振を奪った。次のペラルタは1球でサードゴロに打ち取った。5回2死にニック・アーメドにツーベースヒットを許すも、マーフィーをキャッチャーフライに仕留め、無失点で凌いだ。

だが6回、ジョーンズへの初球カーブが甘く入り、左フェンスを越えるソロ本塁打を浴びた。それでも続くフローレスをファーストフライ、ペラルタをサードフライに打ち取り、追加点を許さなかった。

ドジャース打線は6人の打者がホームラン8本と爆発。リュ・ヒョンジンの負担を軽くした。

ジョク・ピーダーソンが5打数3安打(2本塁打)4打点、エンリケ・ヘルナンデスが3打数2安打(2本塁打)3打点で主導し、リュ・ヒョンジンとバッテリーを組んだ捕手オースティン・バーンズもホームラン1本を含む、4打数3安打1打点と猛打を振るった。コーリー・シーガー、マックス・マンシー、コーディー・ベリンジャーも本塁打を記録している。

リュ・ヒョンジンが開幕投手として勝利したのは、2009年以来となる。韓国プロ野球のハンファ・イーグルス時代に、SKワイバーンズを相手に5.1イニング、被安打4、2失点で勝利投手となった。ちょうど10年ぶりに、アメリカの地で開幕投手勝利を味わった。

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