2002年日韓W杯メンバーにも新型コロナの猛威直撃…「サッカー教室運営、10億ウォンの損害」

2021年08月01日 サッカー

2002年日韓W杯ベスト4を経験した元韓国代表DFのソン・ジョングクが、新型コロナウイルス感染症の影響による困難を打ち明けた。

【写真】韓国サッカー選手の無礼な“握手拒否”に批判「無視する行動」

韓国で7月29日に放送されたMBN「現場ルポ 特ダネ世界」(原題)では、江原道(カンウォンド)洪川(ホンチョン)郡の山奥でひとり“自然人”として生活するソン・ジョングクの様子が紹介された。

約7年前から山奥で自然人のように暮らしているというソン・ジョングクは、山奥生活8年目となる今年、長距離通勤をしながらサッカー教室を運営しているという。

「週に1~2回は仕事をする。運営するサッカー教室に行っている」というソン・ジョングクは、「安定的に運営してきた。大金は稼げないが、生活する分には大きな問題がなかった。だが、新型コロナの事態以降は店じまいをしなければならない状況になった。金額で計算すると、全体的に(損害は)10億ウォン(日本円=約1億円)を超える」と告白。

続けて、「これまで稼いできた分もすべて使い果たし、今はともに経営する弟やコーチと一緒に配達の仕事に出ている。まずは耐えている。このままいけばどうなるかはわからない」と伝えた。

(写真=MBN)

新型コロナの余波でサッカー教室の運営はピンチに追い込まれている。それでも、ソン・ジョングクがサッカー教室を守る理由は別にあるという。

というのも離婚によって子どもたちと別々に暮らすソン・ジョングクは、サッカー選手の夢を育む息子のソン・ジウクと、サッカー教室を通じて同じ時間を過ごすことができるからだ。彼は一週間に一度、自ら息子にサッカーを教えているという。

ソン・ジョングクは「子どもの頃からジウクがやりたければすべてやれと言っていた。“勉強であれ、サッカーであれ、ほかのことであれ、やりたいことをやってもいい。その代わり、サッカーなら父が手伝ってあげる”と伝えた。先日、(息子が)サッカー選手になると言い出したときには、“楽に暮らせるわけにはいかないな”と思った。ジウクがサッカーをするというのだから、私が教えなければならないと思った」と伝えた。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集