難しい試合を耐え抜いた。韓国がドミニカ共和国に勝利し、決勝トーナメント進出へ“青信号”を灯した。
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東京五輪の女子バレーボールは7月27日、有明アリーナでグループAの第3戦が行われ、韓国がドミニカにセットカウント3-2(25-20、17-25、25-18、15-25、15-12)で勝利した。
韓国は1セットずつ取り合う接戦の末にフルセットを制し、勝ち点2を獲得。6チーム中暫定3位とした。
6月に行われたFIVBバレーボールネーションズリーグでは、ドミニカに0-3のストレート負けを喫していた韓国。今大会でも、身長で上回るドミニカ相手に簡単でない勝負が予想されたが、アタッカー陣の活躍が韓国に勝利をたぐり寄せた。
勝利の立役者は何と言ってもキャプテンのキム・ヨンギョン(33)だ。
キム・ヨンギョンは両チーム合わせ最多の20点を記録し、ブロック3点、レシーブ22回と守備でも活躍。ディグも計19回とチーム最多で、攻守にわたって圧倒的な存在感を見せた。
特にに勝負の分かれ目となった第5セットの9-9の状況では、ブロックに続けてサービスエースも決め、韓国に2点のリードを抱かせた。
もう一人の勝利の女神はパク・ジョンア(28)だ。パク・ジョンアは韓国がピンチを迎えるたびに得点を記録し、計16点を挙げた。
試合を締めくくる最後の得点もパク・ジョンアだった。彼女はアタックでキム・ヨンギョンへの依存度を減らし、レフトに着実に安定感をもたらした。
また、ライトのキム・ヒジン(30)も起伏のあるコンディションの中で、重要な瞬間に得点を決める老練さを見せた。
キム・ヒジンは第1セットでアタックが決まらないもどかしさを見せた。だが、すぐにペースを取り戻し、相手のブロックを利用するアタックを駆使して16点を積み上げた。第5セットの12-10の状況では反対側を正確に突くアタックで3点差を生み出し、ドミニカの追撃の意志をくじいた。
ドミニカは韓国と4位を争う可能性が高い国だっただけに、必ず乗り越えなければならない山だった。負ければ次の日本戦への負担が大きくなる可能性もあったが、重要な勝負で冴えわたった集中力を発揮し、勝ち点2を獲得した。
韓国は次戦、来る31日に日本と対戦する。この試合で勝利すれば、決勝トーナメント進出は決定的となる。
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