サッカー韓国代表のエース、ソン・フンミンがコロンビア戦で得点を狙う。1年4カ月前のコロンビア戦ではマルチゴールを達成し、その後に“ゴール行進”を見せただけに、今回のコロンビア戦にも期待がかかる。「ソン・フンミンの時間」が再び近づいている。
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ベント監督率いる韓国代表は3月26日午後8時、ソウルワールドカップ競技場でFIFAランキング12位のコロンビアと親善試合を行う。ベント・コリアは去る3月22日のボリビア戦を1-0で制しながら、8強で脱落したアジアカップの重い雰囲気を変えた。
1年ぶりに復帰したクォン・チャンフンが攻撃に活力を与え、決勝ゴールの主人公イ・チョンヨンがベテランの価値を証明した。イ・スンウも長い浮き沈みを経て、代表チームに溶け込んだ。
惜しかったのは、ソン・フンミンが無得点に終わったことだろう。彼はボリビア戦で3度の決定的なチャンスを得たが、なぜかボールはゴールを嫌った。ソン・フンミン自身もやるせない表情を浮かべた。今回も得点することはできず、ピッチを後にした。
ソン・フンミンはボリビア戦直後、「良いチャンスはあったが生かせなかった。迷惑だったし、他の選手たちにも申し訳ないことをした」と悔しさを隠せなかった。昨年9月にベント監督が就任してから、彼の得点は未だにゼロ。ソン・フンミンがAマッチで最後にゴールを決めたのは、2018年6月28日のロシアW杯ドイツ戦までさかのぼる。
ベント監督が指揮をとってから、不思議なことにソン・フンミンのシュートは不発が続く。9月のコスタリカ戦と10月のウルグアイ戦ではPKを相次いで失敗。アジアカップでは攻撃的MFとしてプレーし、得点チャンスをつかめなかった。今回のボリビア戦には、早期帰国してコンディションを整えて臨んだが、ゴールだけは生まれなかった。
それでもファンは、ソン・フンミンに拍手を送っている。今季トッテナムで見せている絶頂のゴール感覚、そしてボリビア戦でも攻守にわたって懸命に走り回った姿をよく知っているからだ。今の感じであれば、ベント監督就任後、9試合ぶりに彼のゴールセレモニーを見ることができるという期待感も高い。
何よりも、相手がコロンビアのという点が良い。