「1%でも可能性が残されていれば…」
7月15日、U-24韓国代表率いるキム・ハクボム監督が、翌16日にソウルワールドカップ競技場で無観客で行われるU-24フランス代表との国際親善試合を控え、記者会見に出席した。
フランス戦は東京五輪の出征式も兼ねた試合であり、最終リハーサルの意味も込められた戦いだ。U-24韓国代表はフランス戦翌日の17日に東京へ出発を予定している。
韓国は東京五輪グループステージで、22日にニュージーランド、25日にルーマニア、28日にホンジュラスと対戦する。
今回対戦するフランスは、東京五輪で日本と同じグループAに所属している。キム監督は「フランスは良いチームだ。ただ、フランスがどんなチームであれ、我々は自分たちのプレーをするだけだ」とし、「アルゼンチン戦から変化があるだろう。また異なる動きを計画しており、実行に移すつもりだ」と伝えた。
ただ、U-24韓国代表はオーバーエイジ枠のDFキム・ミンジェ(24、北京国安)が、欧州移籍の可能性と関連して東京五輪出場が確定していない。
「(キム・ミンジェは)チームに欠かせない選手だ。簡単ではない交渉を続けている」と経過を伝えたキム監督は、「1%でも可能性が残されているのであれば、その可能性を捨てたくないというのが監督の率直な心情だ。一抹の可能性があるだけに、交渉とチェックを続けている。可能性がなくなればプランBを稼働するが、まだ希望はある。監督の自分としてももどかしい」と明かした。
以下、キム・ハクボム監督との一問一答。
◇
―フランス戦に向けた意気込みは。
フランスは良いチームだ。選手たち皆が準備できている。ただ、フランスがどんなチームであれ、我々は自分たちのプレーをするだけだ。
―守備の改善はどのようにするのか。
2失点したことで問題点を見つけた。組織力向上のために準備し、補完していく計画だ。
―キム・ミンジェの交渉状況はどうか。
皆さんがご存じのように、キム・ミンジェはチームに欠かせない選手だ。簡単ではない交渉を続けている。1%でも可能性が残されているのであれば、その可能性を捨てたくないというのが監督の率直な心情だ。一抹の可能性があるだけに、交渉とチェックを続けている。もう少し待ってもらえれば結果が出ると思う。可能性がなくなればプランBを稼働するが、まだ希望はある。監督の自分としてももどかしい。
―キム・ミンジェはフランス戦に出場できるのか。
明確に答えることは難しい。状況は刻一刻と変わっている。現時点では出場が難しい。
―アルゼンチン戦からメンバー構成は変化するのか。
変化はあるだろう。アルゼンチン戦とはまた異なる動きを計画しており、実行に移すつもりだ。
―東京五輪の出征式となるが、新型コロナウイルス感染症の影響で無観客開催となった。
残念な部分はない。試合ができることだけでも感謝している。選手たちのプレーがさらに整えられる良い機会になると思う。選手たちも同じ気持ちで準備している。
―フランスは最近、東京五輪出場メンバーを大幅に入れ替えた。
多くの選手が入れ替わったため、分析が難しい。試合の映像もない。フランスがどうと言うより、我々がプレーをどうするかが主眼点となりそうだ。
―フランスの驚異的な選手は。
オーバーエイジの3人(アンドレ・ピエール・ジニャク、フロリアン・トーヴァン、テジ・サヴァニエ)が驚異的とみられる。その選手に対する部分を集中的にコントロールしなければならないようだ。
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