名古屋グランパスとドロー決着の浦項、決勝T進出可否は「天だけが知る」と指揮官【一問一答】

7月7日(日本時間)、タイ・バンコクのラジャマンガラ・スタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループG第6節の浦項(ポハン)スティーラース対名古屋グランパスが行われ、1-1のドローに終わった。

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名古屋が5戦全勝で首位、浦項が5ポイント差の2位と、すでに順位が確定したなかで行われた今回の対戦。今季ACLは2位チームのうち成績上位3チームだけが決勝トーナメントに進めるため、浦項としては是が非でも勝ち点3を獲得したいところだった。

ただ、浦項は後半6分にFW前田直輝(26)のゴールで名古屋に先制を許してしまう。同43分に途中出場のブルガリア国籍FWボリス・タシチー(27)がゴールを決め同点に追いついたものの、その後逆転弾を奪えぬまま試合終了。結局、浦項は3勝2分1敗の勝ち点11でグループステージを終えることになった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)浦項スティーラース

試合後の記者会見には、キム・ギドン監督とタシチーが出席。

キム監督は「最善の努力を尽くした結果であり、希望は残されていると思う。結果が天だけが知っている」と語ると、タシチーは「勝ち点3を狙ったが、勝ち点1しか得られなかったのは非常に残念だ。良い結果が出ることを待つ」と惜しさを表した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ギドン監督(左)とタシチー

「失点後にバランスを崩したが…」

以下、キム・ギドン監督、タシチーとの一問一答。

―名古屋戦を引き分けで終えた。まだ決勝トーナメント進出の可能性は残されていると思うが。

キム・ギドン監督「まず、このような新型コロナウイルス感染症の時局にACLを安全に進めてくれたアジアサッカー連盟とタイサッカー協会に感謝を伝えたい。

Kリーグのハードスケジュールを進めている最中にACLを戦うことになった。全体戦力の5~60%程度で今回のグループステージを終えた。(決勝トーナメント進出を)すっきりと決めることはできなかったが、最善の努力を尽くした結果であり、希望は残されていると思う。結果は天だけが知っている。苦労した選手たちに感謝の言葉を伝えたい」

―名古屋戦を評価するならば。

タシチー「フォワードとして、ゴールを決めてチームを助けられたのはいつでも嬉しいことだ。監督がおっしゃったように勝ち点3を狙ったが、勝ち点1しか得られなかったのは非常に残念だ。ただ、こちらもやはり監督がおっしゃったように、結果は天だけが知っている。良い結果が出ることを待つ」

―後半、名古屋のゴールを許してからチームが動揺したように見えたが。

キム・ギドン監督「試合を準備する過程で、名古屋がどのように試合を進め、我々がどの部分を攻略できるかを考えて臨んだが、全体通してその部分は良くできていた。我々が負けてはならない状況で先に失点を許したことで選手たちが焦り、ミスが出るようになった。準備していた形でも、乱れる姿が見えた部分がある」

―後半途中から投入された際、チームメイトに何か伝えたことはあるか。

タシチー「チームメイトに特別なメッセージは伝えなかった。ただ、(個人として)後半から入ってチームに害を与えてはならないと考えていた。僕が最善を尽くしていることを監督に証明することができた。実際、ゴールそのものはかなり運が良かった。監督がおっしゃったように、失点後に選手たちが若干バランスを崩したが、それでも極めて正常な状況だったと思う。全体的にチームメイトが良く戦ってくれた結果だと思う」

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