7月8日(日本時間)、ウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループH第5節のチェンライ・ユナイテッド対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータース戦が行われ、全北現代が3-1で勝利した。
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試合は前半9分、ガンビア代表MFモドゥ・バーロウ(28)のゴールで全北現代が先制に成功する。
同20分にはDFホン・ジョンホ(31)がゴール前でフリーキックを直接狙うと、クロスバーに跳ね返ったボールが相手GKの背中に当たりゴールイン。そして同35分、ブラジル人FWグスタヴォ(27)がペナルティエリア内で競ってこぼれたボールを左サイドバックのDFパク・ジンソン(20)が左足で振り抜き、ダメ押しの3点目を決めた。
後半にはチェンライがペナルティキックを沈め1点を返すも、その後は追加点を与えず全北現代が勝利。全北現代は第5節を終えて4勝1分の勝ち点13で、最終節で対戦する2位ガンバ大阪との勝ち点差を「4」とし、1試合を残してグループ首位での決勝トーナメント進出を確定した。
この日、試合後記者会見にはキム・サンシク監督とキャプテンのホン・ジョンホが出席。
「無敗で決勝トーナメント進出を確定できたことを嬉しく思う」というキム監督は、来る10日に行われる第6節のガンバ大阪戦に向け、「準備をおろそかにしたり、油断したりすることはしないつもりだ。選手のコンディションを考慮し、最善を尽くして準備して、ガンバ大阪戦でも勝ち点3を獲得できるようにする」と貪欲に勝利を狙うことを明かした。
以下、キム・サンシク監督、ホン・ジョンホとの一問一答。
◇
―試合を振り返り。
キム・サンシク監督「チェンライ戦は厳しい試合になると予想したが、前半にゴールを簡単に決められたおかげで試合をスムーズに運ぶことができた。無敗で決勝トーナメント進出を確定できたことを嬉しく思うし、一生懸命プレーしてくれた選手を祝福したい。また、夜遅くまで全北現代を応援してくださったファンの皆様に感謝の意を伝えたい」
ホン・ジョンホ「監督の配慮で第3戦と第4戦を休み、回復することができた。だからこそ、(今日の試合は)いつもより活発にプレーし、チームの役に立ちたいと思った。ゴールを決められたことで試合を上手く進められたようだ。決勝トーナメント進出を確定できて嬉しく思う」
―両チームとも対等な試合を繰り広げたが、決定力の差で勝敗が分かれたようだ。
キム・サンシク監督「ファンを楽しませるためにも、元々全北現代のチームカラーである攻撃的な部分を重点に練習した。今日はホン・ジョンホのフリーキックに始まり、バーロウ、パク・ジンソンがゴールを決めた。決定力の差というより、運が良かったようだ」
―(アウクスブルクに在籍した)ドイツ時代にバイエルン・ミュンヘン相手にゴールを決めたように、大きな試合で得点した経験がある。重要な大会で重要なゴールを決められる気持ちというのは。
ホン・ジョンホ「もちろん得点は嬉しいが、チームの勝利に貢献できて嬉しい。フリーキックは練習中に蹴ったことがあった。チームを助けられて嬉しく思う」
―決勝トーナメント進出を確定付けたが、まだ1試合が残っている。ガンバ大阪との試合に向けてはどう準備するのか。
キム・サンシク監督「最後の試合の結果と関係なく、グループ1位を確定できて嬉しく思う。全北現代とガンバ大阪の試合結果によって、敗退するチーム、進出するチームが決まる。ガンバ大阪戦の準備をおろそかにしたり、油断したりすることはしないつもりだ。最後のガンバ大阪戦はウズベキスタンで行われる6試合のうちの1試合に過ぎない。選手のコンディションを考慮し、最善を尽くして準備して、ガンバ大阪戦でも勝ち点3を獲得できるようにする」
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