女子ゴルフ世界ランキングで1位陥落のコ・ジンヨン(25)が、今シーズンの米国女子ツアーでついに1勝目を挙げた。
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7月2日から5日(日本時間)まで米テキサス州ザ・コロニーのオールドアメリカンGCで行われた「ボランティア・オブ・アメリカクラシック」(賞金総額150万ドル=約1億6700万円)で、通算16アンダーの「268」を記録したコ・ジンヨンが今季初勝利を収めた。
コ・ジンヨンは2位のマチルダ・カストレン(26、フィンランド)を1打差で離し、米国女子ツアー通算8勝目を挙げた。
昨年12月の「CMEグループ・ツアー選手権」以来、約7カ月ぶりの優勝だ。コ・ジンヨンは来る7月7日に26歳の誕生日を迎えるだけに、自分自身に最高のプレゼントをもたらした。
今シーズンは米国女子ツアーで10大会に出場しながら一度も優勝できず、2019年8月から守ってきた世界ランキング1位の座も今季3勝のネリー・コルダ(22、アメリカ)に明け渡したコ・ジンヨン。ただ、今回の優勝で王座奪還の土台を築き、優勝賞金22万5000ドル(約2億5000万円)を獲得して賞金ランキングを7位(79万1336ドル=約8800万円)とし、3年連続賞金女王の望みもつないだ。
何より、今月末に迫った東京五輪を前に勢いに乗っていることが喜ばしい。コ・ジンヨンはパク・インビ(32)、キム・セヨン(28)、キム・ヒョージュ(25)とともに東京五輪に出場する。今回のコ・ジンヨンの優勝により、今季米国女子ツアーにおける韓国勢の優勝回数は3勝となり、韓国勢の連続未勝利も7大会でストップした。
コ・ジンヨンは大会後、「ドライバーショット、アイアンショット、アプローチ、パッティングなどを満遍なく決めていたのに、これまで優勝できず悔しかった。今日はショット感覚が良くなかったにもかかわらず、久しぶりに優勝できて幸せだ」と喜びをあらわにした。
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