韓国バレーボール連盟(KOVO)は6月16日、主管放送社のKBS Nと6シーズン総額300億ウォン(日本円=約30億円)規模の放送権契約を結んだことを発表した。
これにより、KOVOはKBS Nとのパートナーシップを2026-2027シーズンまで延長。2005-2006シーズンから22シーズン連続という、韓国プロスポーツ史上初、史上最長となる放送権契約を実現することになった。
2005年の発足から17シーズン目を迎える韓国プロバレーボールは、2020-2021シーズンには歴代最高視聴率を達成するなど近年成長中。発足当初は男女部合計9チームだったチーム数も、女子部の新チーム創設によっていまでは計14チームに拡大している。
KBS Nは主管放送社として安定的なテレビ中継環境の構築や技術発展に貢献。韓国プロバレーボールの中継を国際的なレベルを高めるなど、プロバレーボールの発展に寄与してきた。
主な契約内容として、KBS Nは国内メディアプラットフォームにおけるプロバレーボール独占放送権および伝送権、再販売権を保有し、プロバレーボール全試合のテレビ中継を実施する。
放送権のほか、KOVOとKBSNはプロバレーボールのコンテンツ強化のため、開幕特集やマガジン番組といった放送コンテンツ活性化を図り、海外市場拡大を目的に海外放送権やオンラインストリーミング事業、国際イベント大会の実施など、多様な方面で相互協力する予定だ。
今回の契約により、KOVOは国内トップレベルの試合を安定した中継放送プラットフォームを通じてバレーボールファンに提供することが可能に。KBS Nは、激しいメディア競争環境の中で価値を認められたコンテンツであるプロバレーボールを、新鮮な映像でお茶の間に伝える計画だ。
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