学生時代のいじめで物議かもした韓国美女バレー選手、海外進出の可能性浮上も実現が難しいワケ

学生時代のいじめ発覚で韓国バレーボール界を騒がせたイ・ダヨン(24)が、国内で再び話題の中心に立っている。

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トルコのエージェンシーCAANは去る6月11日、ギリシャの女子バレーボールチームPAOKがイ・ダヨンを獲得するというニュースを伝えた。

イ・ダヨンは2020-2021シーズン途中、学生時代にいじめを加えた事実が発覚し、双子の姉イ・ジェヨン(24)とともに所属チームの興国生命ピンクスパイダーズから無期限出場停止処分の懲戒を受けた。バレーボール界を越え、スポーツ界全体に大きな波紋を投げかけた事件だった。

その後、イ・ダヨンはバレーボールを辞めることまで考慮したという。とあるバレーボール界の関係者は「イ・ダヨンはあの事件の後、選手生活を終えることも考えたと聞いている」と明かした。

そうしたなか、イ・ダヨンはトルコのエージェンシーからPAOKへの入団を提案され、悩んだ末に受け入れたという。さまざまな状況から国内でのプレーは事実上困難なだけに、イ・ダヨンは海外で新たな挑戦に乗り出す意志を示し、契約に踏み切ったとされる。

(写真提供=韓国バレーボール連盟)2020-2021シーズンのイ・ダヨン

問題は興国生命のスタンスだ。興国生命はイ・ダヨン海外進出の噂をメディアを通じて確認した。イ・ダヨンが海外進出を実現するためには、興国生命が選手登録を諦めなければならない。

韓国バレーボール連盟の選手登録締め切りは今月30日だ。この時点まで興国生命がイ・ダヨンの名前を登録しなかった場合、イ・ダヨンは任意に解約する身分となり、球団の同意によって海外へ出国することができる。一方、興国生命がイ・ダヨンを登録した場合、海外進出は不可能となる。

これだけで終わりではない。次の関門は韓国バレーボール協会(KVA)だ。KVAは今年2月、双子姉妹に海外進出の噂が流れると、「性的暴行、暴力、八百長など社会的物議をかもしたり、バレーボール界に重大な被害を及ぼしたりした者に対しては、海外進出の資格を制限する」と一線を引いた。

イ・ダヨンのギリシャ行きのニュースが伝わった後も、KVAは同様の態度を保っている。選手が海外進出するにはKVAから国際移籍同意書(ITC)をもらわなければならないが、現時点でKVAはイ・ダヨンにITCを発給する意向がないようだ。

KVAがITCを発給しない場合、イ・ダヨン側が国際バレーボール連盟(FIVB)を通じて紛争する方法が代案となり得る。FIVBがKVA側、イ・ダヨン側それぞれの意見を聞き、決定を下す方式だ。

もっとも、FIVBがどのような結果を下すか直ちに判断しがたいというのが、バレーボール界の複数関係者の共通意見だ。

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