リュ・ヒョンジン、違和感訴え急遽降板も異常なし…「正常通り練習する」と負傷者リスト入り否定

トロント・ブルージェイズのエース投手リュ・ヒョンジン(34)は4月26日(日本時間)、同地区のライバルであるタンパベイ・レイズ戦でシーズン5度目の先発登板を果たした。

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リュ・ヒョンジンは4回2アウトを取るまで5つの三振を奪い、2安打無失点の力投を見せた。

しかし、レイズの6番マヌエル・マーゴ―(26)に中前安打を許した後、しばらく座り込んで自ら下半身の状態を確かめた。続けてマウンド上でトレーナーを呼び寄せ、異常が生じたことをダッグアウトに知らせた。

この知らせに、チャーリー・モントーヨ監督やピート・ウォーカー投手コーチだけでなく、捕手ダニー・ジャンセン(26)ら内野手も緊急で集まった。結局、リュ・ヒョンジンはそのままベンチに下がり、代わりにティム・メイザ(29)が登板した。

(写真提供=AP/アフロ)降板直前のリュ・ヒョンジン(中央)

トロント地元メディア『スポーツネット』の実況ダン・シュルマン氏と解説バック・マルティネス氏は足に異常があるとし、ハムストリングの負傷を疑った。ハムストリングを痛めた選手は、ほとんど例外なく負傷者リストに掲載される。

ただ、ブルージェイズSNSによると「軽い右臀部の筋肉硬直(minor right glute strain)」と、予想以上に軽傷であることがわかった。このため、負傷者リスト入りは避けられる見通しだ。

マルティネス氏は「リュ・ヒョンジンはブルージェイズのマウンドの中枢(backbone)だ。軽い痛みで安心した」とほっとした様子だった。

なお、試合は1-0でブルージェイズが勝利している。

「引き続き見守らなければならないが…」

リュ・ヒョンジンは試合後のオンラインインタビューで、「マーゴ選手の前までは何ともなかった。初球を投げた後に違和感があった。安打を打たれた後、筋肉をほぐす動作を取った。結果的に早く降板して良かったと思う。診断の結果、問題ないことがわかったので心配していない」とし、「体の緊張症状があったのだが、ひどかったわけではない。負傷とは考えたくない」と強調した。

リュ・ヒョンジンはロサンゼルス・ドジャース時代の2019年にも同様の状況があった。当時も自らダッグアウトにサインを送って早期降板し、大けがを回避したことがある。

モントーヨ監督は「最初は驚いたが、最後は自分で歩けていたので大丈夫だと思う。引き続き見守らなければならないが、負傷者リストに載るほどではない。4回前まであまりに優れたピッチングをしていたので、今日も7~8回まで投げると思っていた。先発投手が早期に退いた状況でも、ブルペン投手が好投してくれた」と、あまり心配していない様子だった。

大けがを回避したリュ・ヒョンジンは「明日にならなければわからない。正常通り練習する計画だ。今のところ負傷者リスト登録はないと考え、次の登板と同じ準備をする。今回は次の登板に備え、ブルペンで10~15球を投げてチェックする必要はある」と話した。ひとまず数日経って正確な体の状態がわかるようだ。

先発が早期降板したにもかかわらず、ブルージェイズは無事勝利を収めた。

リュ・ヒョンジンは「開幕戦から投手たちが良くやってくれている。早期に降板してしまったので先発として中継ぎに申し訳ない気持ちだったが、あまりに良く投げて勝利できたので喜びが倍増した」と、ブルペンの同僚に感謝の気持ちを伝えた。

降板前までの投球については「準備通り上手く行った」とし、「全体的に制球が良かったのに残念な状況になった」と悔しさをあらわにした。

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