斗山ベアーズの“新守護神”キム・ガンリュルが開幕3試合3セーブ「開幕戦から抑えになるとは…」

韓国プロ野球、斗山(トゥサン)ベアーズの“新守護神”キム・ガンリュルが、自慢の剛速球を武器に開幕から獅子奮迅の働きを見せている。斗山ベアーズは4月7日のホームゲームで1-0の勝利を収め、3連勝の単独首位に立っている。

4日のKIAタイガース戦、6日のサムスン・ライオンズ戦でもセーブを記録していたキム・ガンリュルは、この日の試合で3試合連続セーブを達成した。

この試合、1-0とリードしていた8回から登板したキム・ガンリュルは、2イニングを無失点でサムスン打線を封じ込めている。先発投手のアリエル・ミランダが5回まで2被安打、5奪三振、無失点の好投をしたあと、斗山ベアーズは必勝リレーを稼動させた。

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ミランダに続いて6回以降はイ・スンジュン、パク・チグク、ホン・ゴンヒの継投を駆使。8回からの仕上げはキム・ガンリュルに託し、見事無失点で勝利を収めた。

斗山ベアーズのキム・ガンリュル

「開幕戦から抑えになるとは思わなかった…」

シーズン頭から快調に飛ばしているキム・ガンリュルだが、長いシーズンを戦っていくうえで負傷の多さが懸念されている。また、昨シーズン末には武器である球威が衰え、監督から叱咤されることもあったほどだ。

試合後キム・ガンリュルは、「開幕戦から抑えになるとは思わなかったが、セーブを記録できてよかった。特に今日の試合は重要だったが、うまくやれてよかった」と話した。

この言葉通り、キム・ガンリュルは昨年まで中継ぎとして主に起用されてきた。今季から斗山ベアーズのクローザーに決まったことについては、「責任感はある。1年間うまくいくこと以外に望みはない。それでも、期待以上の活躍や成績を気にするよりも、コンディション管理に力を入れて故障しないようにしている」とし、「100%の満足はない。そのような考えよりも球威を上げ、自分の球を信じて打者と戦おうと思う」と述べている。

斗山ベアーズのキム・ガンリュル

2018年10月に負傷の影響で長期におよぶリハビリに励んできたキム・ガンリュルは、昨年1軍に復帰し韓国シリーズ出場もはたした。序盤から勢いに乗る新守護神が、今季の斗山ベアーズの最後尾をしっかりと守り抜く見通しだ。

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