韓国プロ野球の舞台で初の実戦登板を迎えた斗山(トゥサンベアーズ)のアリエル・ミランダ(元福岡ソフトバンクホークス)が、オープン戦の懸念を見事に払しょくしてみせた。
ミランダは4月7日、蚕室(チャムシル)球場で行われたサムスン・ライオンズとの3連戦で、2試合目の先発投手としてマウンドに立ち、5回を無失点で押さえた。
計95球を投げたミランダは、最速151kmのストレートと120km代後半のスライダー、フォーク、チェンジアップなど多様な球種を披露し、2安打を許したものの三振を5つ奪う好投でサムスン打線を圧倒した。
先発としての役割をはたしたミランダは、中継ぎのイ・スンジンとの交代でベンチに戻ったミランダは、ベンチから1-0の勝利を見守り初の先発勝利を手にした。
ミランダは3月22日、ハンファ・イーグルスとのオープン戦に先発登板し、0.2回で3被安打、5与四球、7失点、防御率94.50を記録。予想外の不振により予定されていた開幕投手の座も、もう1人の外国人投手ウォーカー・ロケットに奪われることとなった。
失点のピンチやと疲労により球速が落ちる場面もあったが、初のレギュラーシーズン登板ということを加味すると決して悪くない成績だ。斗山ベアーズのキム・テヒョン監督は試合後、「先発のミランダがオープン戦では調子が悪そうだったので心配していたが、レギュラーシーズン初試合は無難に耐えてくれた」と評価している。
ミランダは試合後、「初先発で勝利できてとてもうれしい。今日は最大限集中して投げたことが勝利の要因のようだ。全体的に満足している。オープン戦のあと、同じルーティンで今日の試合を準備したが、最初のボタンをうまくかけられたようだ。これからも一生懸命準備してファンに良い試合を見せたい」と話した。
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